レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2013 SUPER FORMULA

#10 塚越広大

ROUND5 オートポリス   Result : 4位

2014年9月14日(日)    天候 : 晴れ、ときどき曇り    コースコンディション : ドライ

Round 5 オートポリス決勝結果

2014年9月14日(日)・決勝

会場:オートポリス(4.674km)

天候:晴れ、ときどき曇り

気温:25℃(14:45時点)

路面温度:36℃(14:45時点)

コースコンディション:ドライ

 

9月13日(土)、14日(日)、大分県のオートポリスにおいて、2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第5戦が開催された。過去3年間、オートポリスでは5月から6月にかけて、国内トップフォーミュラシリーズを開催してきたが、本年度はシリーズ終盤となる9月中旬の開催となった。

今大会はレース中に給油を行わない“無給油レース”であることが注目される。国内サーキットの多くは時計回りであり、コースの内側にピットロードが設けられているため、給油作業はマシンの右側から行うのが一般的であるが、一方のオートポリスは、同じく時計回りながら、コースの外側にピットロードが設けられている関係で、給油はマシンの左側から行うことになる。だが、今シーズンから投入された新型車両のSF14は、マシンの右側にのみ給油口が設けられているため、給油ホースをドライバーの頭越しにはわせることになり、安全面などを考えると好ましとは言えず、今回は、無給油でも走りきれるよう、レース距離を通常よりやや短い220kmにするとともに、エンジン回転数が8000rpm以上の際の燃料流量制限を、通常の毎秒100kgから90kgに削減することになった。それでも、無給油でレースを走りきるのは容易ではないと予想されるため、決勝レースでは、燃費に気を配りつつ、いかに高いスピードで走行できるかが、勝敗を分けることになる。

 

13日(土)予選日。午前10時から1時間15分にわたって行われたフリー走行では、HP REAL RACING #10 塚越広大、#11 ヴィタントニオ・リウッツィ両名共にセッション序盤から好タイムを記録し、タイミングモニターの上位に名を連ねた。

そして、ノックアウト方式で行なわれる予選Q1が午後2時40分に開始。2分が経過したところで、ライバル陣営の1台がクラッシュし、赤旗中断。その後マシンの撤去作業を経て、15時から残り17分48秒でセッションが再開。午前のフリー走行で好感触を得た塚越、リウッチィもコースインし、結果1分27秒504をマークした#10 塚越が4番手でQ2進出を果たす。残念ながら、#11 リウッツィは前方でスピンしたマシンがいた影響で満足なアタックができず18番手タイムとなり予選を終えた。その後、順調に予選を突き進む塚越はQ2で3番手を獲得。HP REAL RACING移籍後、1年半という月日を経て、念願のQ3進出。そのQ3においても、塚越は1分26秒646のタイムで予選総合結果4位を獲得。結果、翌日の決勝を4番グリッドから迎えることとなった。

 

 

14日(日)決勝日。決勝日朝の阿蘇地方は、上空に多少の雲があるものの、爽やかな秋晴れに恵まれた。

 

午後2時55分、気温25度、路面温度36度。レースウィーク中で最も高い気温、そして路面温度となるコンディションの中、決勝レースのスタートが切られた。

オープニングラップ1コーナーの進入バトルで、#11 リウッツィが得意のスタートを見せた。コースインの際、ピットクローズ前にグリッド進入が叶わず、最後尾スタートとなったリウッツィだったが目の覚めるようなスタートを決めて、結果11番手まで浮上した。一方#10 塚越は前後の他マシンの順位の入れ替わりはありつつも、自身は安定したスタートを見せて4位をキープしたままオープニングラップを終えた。

2周目以降、タイヤの摩耗や燃料消費を見据えながら周回を重ねていく塚越とリウッツィ。

他チームも同様に慎重なペースで周回を重ねていくため、じりじりと緊迫した戦いが続いていた16周目、リウッツィは1コーナーでコースアウトを喫し、11番手から18番手へと後退することとなった。

34周目、このあたりで、タイヤや燃料に余裕のあるドライバーがペースを上げ始め、各所で接近戦が繰り広げられることとなるが、#10 塚越は引き続き4位をキープ。一方、リウッツィは先のコースアウトで傷めたタイヤの状態も悪く、35周目に再度スピンを喫することとなり、そのままリタイアとなった。

この後、チームの期待を一身に背負った塚越は、レース終盤に向けて懸命の追い上げを図ったが、前を走るマシンを抜き去ることは叶わず、Honda勢最上位となる4位でフィニッシュすることとなった。

 

塚越は4位入賞にて前戦に引き続きポイントを獲得。残り2戦での戦いが大いに注目される。