レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2015 SUPER FORMULA

#10 塚越広大

ROUND5 オートポリス   Result : 17位

2015年9月13日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round 5 オートポリス決勝結果

2015年9月13日(日)・決勝  
会場:オートポリス(4.674km)  
天候:曇りのち晴れ  
気温:20℃(15:00時点)  
路面温度:27℃(15:00時点)  
コースコンディション:ドライ  観客:1万5010人(主催者発表)

 

9月12日(土)、13日(日)大分県のオートポリスにおいて、2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第5戦が開催された。レースウィークとなった当該週は、全国的に記録的な雨量を保った台風に見舞われたが、第5戦の開催地であるオートポリスは金曜日から快晴に恵まれ、涼やかさを感じる気候となった。
昨年はコースレイアウトの都合でレース中の給油が禁止され、それに合わせてレース距離も通常のシリーズ戦よりも短い215kmレースで開催されたオートポリス。本年度は本大会のみマシンの給油口を通常の右側から左側に移し、レース中の給油が認められるとともに、レース距離は通常のシリーズ戦と同じ250kmへと変更された。
12日(土)公式予選日。気温18℃というこの季節の山間部らしい、涼しい気候の中フリー走行が行われた。高速コースとなるオートポリスに合わせて、セットアップしたマシンを持ち込んだREAL RACINGは、フリー走行からを快調な走りを見せ、#11 伊沢が6位にてセッションを終了。マシンの方向性を見出したチームは午後の予選に挑むこととなった。
14時40分、20分間を予定するノックアウト方式の予選、Q1がスタート。#10塚越と#11伊沢は開始早々にコースインし、前半にセットアップの状態を確認しつつ、ユーズドタイヤでのタイムアタックを行う。マシンを一度ピットに戻し、ドライバーからのマシンフィーリングを確認し、微調整を行ったチームスタッフは、Q1残り時間7分というところで、2台を再度コースに送り出し、Q1突破に向けた最終アタックに入った。2台がベテランの走りを魅せた結果、#10塚越が1’27.971で7番手、#11伊沢が1’28.140の9番手タイムとなり、2台揃ってQ1を見事突破、Q2への進出を決めた。
10分間のインターバルを経て、14台から8台に絞られるQ2が開始。7分という短時間の予選のため、早々に2台はコースインし、タイムアタックに入る。そして、#10塚越が8番手タイムとなる1’27.971で今シーズン初のQ3進出を果たした。一方、#11伊沢は1’28.302の14番手というタイムで残念ながらQ3進出を逃し、ここで翌日の決勝スターティンググリッドを決めることとなった。
Q2からさらに10分後、Q3が開始。チームの思いを背負いQ3に挑んだ#10塚越はHonda勢トップタイムとなる1’27.389で5番手を獲得。翌日の決勝を今シーズン最高位である5番手から迎えることとなった。
13日(日)予選日より雲の多い気候となった決勝日。9:30から30分間で行われたフリー走行では、序盤から好タイムを叩き出したREAL RACINGは#11伊沢が2番手、#10塚越が4番手となり、好感触のままセッションを終え、午後の決勝に挑むこととなった。

気温20℃、路面温度27℃というコンディションの中、決勝レースは15時からスタート。フォーメーションラップを終え、グリッドに着いたREAL RACINGの#10塚越は5番グリッドから、そして#11伊沢は14番グリッドからマシンをスタートさせた。
スタートでポジションを下げてしまった#10塚越は9番手、#11伊沢は14番手のまま、オープニングラップを終了。そして7周目の終わりには後方からのスタート集団がピット作業を開始し始める。
抜きにくいコース、そして燃費に余裕がある本大会では、どのチームもスターティンググリッドの位置により、ピットインのタイミングが大きく異なる展開となった。後方グリッドからスタートした#11伊沢は早めの10周目の終わりにピットイン。集団から離れたポジションでの走行によりタイムアップを目指し、巻き返しを図る戦略をとることとなった。タイヤを交換せず、給油のみを行い、早々にコースインした#11伊沢は再度14番手にてマシンをコースへ戻すことになったが、18周目の終わりに1台のマシンがピット作業を終えると、13番手となる。一方、#10塚越は#11伊沢と真逆の戦略となり、ピット作業をレース後半まで引き延ばす戦略を選択し、9番手での走行を続けた。29周目、#10塚越と同様にレース後半でのピットインを戦略とした他チームのピット作業が始まる。他チームのピット作業により、大きく順位の変動を見せる前方集団。#10塚越は4位を走行していた41周目の終わりにピットイン。給油のみ済ませ、11番手にてコースへ復帰。43周目には10番手に順位を戻す。だが、同43周目のセクター3にて、#10塚越のマシンにトラブルが発生。大きくペースダウンした#10塚越は16番手まで順位を落とすこととなった。
全車両がピット作業を終えた47周目に入る頃、塚越のトラブルにより#11伊沢は12番手を走行。そして、マシントラブルが改善しない#10塚越は16番手で苦しい戦いを続けていた。2台はそのままファイナルラップを迎え、#11伊沢は12位でチェッカーを受けた。#10塚越はファイナルラップにて1台にオーバーテイクを喫し17位にて、辛く、悔しいレースを終了することとなった。

本大会はマシンも好調の兆しをみせ、ドライバー、チーム共に士気高く迎えた決勝レースであったばかりに、大きな悔しさを残すレース結果となりました。
次戦第6戦は宮城県・スポーツランド菅生にて行われます。この悔しさをバネにREAL RACINGは更に上を目指して戦って参ります。皆様の応援をよろしくお願いします。