レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2018 SUPER GT GT500 CLASS

塚越広大/小暮卓史 #17

ROUND2 富士スピードウェイ   Result : 11位

2018年5月4日(金)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round2 富士スピードウェイ決勝

2018年5月4日(金・祝)
会場:富士スピードウェイ(4.563km)
天候:晴れ
気温:18℃(14:00時点) 路面温度:36℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライ

 

翌日の決勝日は朝から気持ちの良い晴天となり、サーキットには大勢のファンの方が詰めかけていた。
13時より25分間に延長されたウォームアップ走行がスタートし、ここで車の状態を最終確認する。今回はレース距離が通常より長い500Kmとなり、2回のドライバー交代が義務付けられている。

スタートドライバーは塚越。14時40分よりパレードラップがスタートし、1周のフォーメーションラップののち110周のレースがスタートした。

塚越は落ち着いてスタートし、序盤から前を走る#12を狙っていく。何度かチャンスは訪れるがパスすることはできない。塚越は耐えながら周回を重ね16周目に#64をパス、17周目には他車のピットインにより11位までポジションを上げる。32周目頃よりルーティンのピットインが始まっていき、その間にも塚越はペースを保ちマージンを少しでも作っていく。しかし34周目に300クラスのマシンに後ろから追突されてしまいスピンしてしまう。すぐにコースに戻ったものの痛いタイムロスを追う。幸いマシンにダメージは無く走行を続け37周目にルーティンのピットインをする。

小暮にドライバー交代し、タイヤ交換、給油を済ませ12位でコースに戻り、全車最初のピット作業を終えた38周目に11位となる。小暮も良いペースで、前を走る#16を追っていくがなかなか捕らえることができず、バトルをする中でタイヤにフラットスポットを作ってしまい、そんな状況でも数周耐えていたが66周目にタイヤがパンクしてしまい、67周目に予定外のピットインをすることとなった。まだ小暮は規定周回数を走っていなかった為、タイヤ交換のみ済ませコースに復帰する。その後76周目にルーティンのピットインをし、塚越にドライバー交代、タイヤは変えず給油のみ済ませ14位でコースに戻る。77周目に1’31.807のベストタイムを更新しながら周回を重ね、他車のトラブルなどもあり11位でチェッカーフラッグを受けた。

 

ウェイトハンデの影響は否めないと思ってはいましたが、シリーズを考え1点でもポイントを持ち帰りたいと思っていた今大会でしたので、悔しさが残る結果となりました。
ただ、2週間のインターバルですぐに鈴鹿大会が開催されます。気持ちを切り替え次戦に臨みます。
今大会も風が強いなか、たくさんの応援旗や温かいご声援を頂きました。ありがとうございます。引き続きKEIHIN REAL RACINGへのご声援を頂けますようお願いいたします。

 

金石勝智 監督
土曜日は天候が悪くフリー走行が中止となってしまい、ほぼぶっつけ本番で予選に挑みました。予選はオーバーステアがきつく、うまくセッティングが出来なかった中、広大がアタックはキメてくれたのですが14番手という結果となりました。予選で固めのタイヤを履いていたので、レースに向けては挽回を期待していました。決勝レースは、スタートを担当した広大が頑張ってくれHWが重たい中、必死に耐えながら走ってくれていましたが、300クラスに追突されてしまいタイムロスがあったり、小暮にドライバー交代し最初は良いペースで走ってくれていたのですが、途中でタイヤにフラットスポットを作ってしまい、その影響でフロントタイヤがバーストし、予定外のピットインでタイヤ交換となってしまいました。結果的にトップから2ラップ遅れの11位となってしまいました。ポイントを1点でも2点でも取りたかったのですが、残念な結果で終わってしまいました。次の鈴鹿は合同テストでも調子が良かったので、挽回できるように頑張ります。応援宜しくお願いします。

 

塚越広大
今回はフリー走行が霧の為中止となってしまったので、その影響でスケジュールが変わり20分間の予選となり僕が担当しました。公式テストから思うような車のバランスにはなっていない状況で、今回少しは改善したのですがセットが決まりきらず、また岡山で優勝した分のウェイトが響き14位となりました。ただトップとのタイム差、ウェイトを考えてもそんなに悪くないかな?という状況でした。決勝では1・3スティントを担当したのですが、少しずつポジションを上げていく中でやはりオーバーステアが気になる状況でしたが、その中でもタイヤを労りながら走っていました。もうすぐピットインかなというタイミングで300クラスの車両に追突されてしまいスピンをして、最小限のロスでレースに戻ったのですが、ポジションは落としてしまいました。その後小暮さんのスティントでタイヤがバーストしてしまい、ルーティンのピット作業が出来なくなってしまったので、レースとしてはそこで勝負権を失ってしまいました。
ポイントリーダーとして重量が重い状態で臨んだので仕方ないですが、理想としては少しでも多くポイントを取りたかったです。ただ、次の鈴鹿ではライバル勢もウェイトが乗ってきてチャンスは増えていくと思いますので、そこでしっかりポイントを稼いでいけるように頑張ります。

 

小暮卓史
今回は予選から本来の流れには乗れていなかったのですが、セッティングを変更していく中で進化はしており決勝レースには期待していました。決勝レースでは、塚越選手が担当した最初のスティントからなかなか簡単にはレースが進まないのかなという感じがあったのですがなんとか粘りのレースを続けてくれました。僕が担当した2ndスティントでもなんとか前の車に追いついてバトルするために頑張っていました。途中16号車とのバトルでフラットスポットを作ってしまい、左フロントをスローパンクチャーさせてしまったことはすごく残念でした。予定外のタイヤ交換となってしまい、その分のロスは痛かったかなと思います。最後のスティントも塚越選手が懸命に走ってくれましたが浮上のきっかけはなく、レースは11位で終わってしまいました。今回は思ったようなパフォーマンスは出せなかったのですが、自分たちの課題も見えてますし、次戦の鈴鹿に向けては良いレースが出来るという確信があります。また、シリーズ争いを見据えて鈴鹿も開幕戦のようなレースで確実にポイントを獲っていけたらなと思います。応援宜しくお願いします。

 

田坂エンジニア

FUJIのセッティングとしては、他のサーキットに比べリアウイングを寝かすため、 ダウンフォースに頼れず、サスペンションのセッティングが重要になります。 その辺が、今回は今一歩詰めきれず、QFからだいぶ苦戦しました。 色々とトライして見ましたが、車の状態を最適なバランスにもって行けず、2人のドライバーには申し訳なく思います。

ただし、その中でも、FUJIのセッティングの方向性の確認がとれた事と、今後に向けてトライすべき事などがいくつか発見することができました。 それを活かし、残りのレースも気を引き締めて行きたいと思います。

応援よろしくお願いします。