RACE INFO 2015(GT500)

2017 SUPER GT GT500 CLASS

ROUND3 オートポリス   Result : 2位

2017年5月21日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round3 オートポリス決勝

2017年5月21日(日)
会場:オートポリス(4.674km)
天候:晴れ
気温:22℃(14:00時点) 路面温度:31℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライ

 

 

前日までの暑さは和らいだものの、決勝日も好天に恵まれた。

前日のクラッシュによってダメージを受けたマシンはメカニックの懸命な修復作業によって元の形を取り戻し、12時25分の20分間のウォームアップ走行に臨むことができた。

まずは小暮からマシンに乗り込み感触を確かめ、塚越に交代し改めて決勝レースに向けてのマシンチェックを行いウォームアップ走行を終えた。通常ではグリッドに着くためグリッドへの試走となるが、前日のクラッシュによりタイヤにダメージがありKEIHIN NSX-GTはピットスタートとなり、ドライバー、マシン、スタッフ共にピットで待機となった。

そんな中14時よりパレードラップがスタートし1周を終えた後、1周のフォーメーションラップが行われレースはスタートした。スタートドライバーは小暮。レーススタートと同時にKEIHIN NSX-GTはタイヤ4本を交換し、ピットロード出口に着く。300クラスがスタートしピットロード出口がグリーンになったと同時にコースインし65周のレースがスタートした。500クラス、300クラス全マシンの中での最後尾スタート。レースを考えると容易なものではない。小暮はまずは300クラスを全てパスするべく落ち着いて走行を重ねていった。そんな中、転機は5周目に起こった。他車のアクシデントで6周目にセーフティカーが導入されることとなった。このセーフティカー走行によりKEIHIN NSX-GTは500クラス最後尾の隊列に戻ることができた。セーフティカーランは13周まで続き、14周目にリスタートが切られた。

微妙に状況に合わないタイヤを上手く駆使し、小暮は少しでも前のポジションで塚越にパトンを繋ごうと必死に周回を重ねた。ミニマム周回数となる23周目にピットインし、タイヤ交換、ドライバー交代、給油をし、結果的にGT500クラスの中では最速となる54.399秒のピット作業でマシンをコースに戻した。コース復帰時はポジションを一つ上げた13位となり、塚越はアウトラップから猛プッシュしていき、32周目に10位を走行していた。塚越に何かが宿ったかのように勢いは止まらず、33周目には8位争いをしている#16と#37のバトルを背後から狙っていく。34周目1コーナー手前で3ワイドとなり、1コーナーイン側から一気に2台をパスし8位に浮上した。更に36周目には#6、41周目には#23がピット作業を終えコースインしてくるのを横目にストレートを抜け5位となる。続く45周目には、再び1コーナーで#46を捕らえ4位に浮上する。そこから#100との接近戦が数周に渡り繰り広げられる。ミニマムでピットインしているKEIHIN NSX-GTのタイヤはかなり厳しい。しかし塚越は上手くタイヤをマネージメントしながら「虎視眈々」という言葉がぴったりハマる走行を続けていく。ペースが上がらない#100を狙っている間に背後から#6が迫ってきて、息をのむバトルが繰り広げられていく。塚越は焦ることなくフェアにマシンを操っていくも50周目の#6とのバトルで左リアを接触されてしまうがポジションを守り切る。その頃、前方でもバトルがあり、その影響で1台がコースアウトした為この時点でKEIHIN NSX-GTは3位まで浮上した。塚越は魂の入った走りを続け、再び#100を狙っていく。53周目1コーナーでサイドバイサイドとなり、どちらも譲れないまま2コーナーも超え、3コーナーでついに#100をパスすることができた。夢をみているかのようにあれよあれよとKEIHIN NSX-GTは2位となり、残り周回数は12周。タイヤも燃料も非常に辛い状況の中で塚越は黙々と走り続け、見事2位でチェッカーフラッグを受けることができた。

 

勝つつもりでサーキットに入ったこの週末。予想もしていなかった予選となり、一時は落胆しましたが、メカニックの懸命な作業、ドライバーの強い気持ち、スポンサー様、関係各位からの温かいお言葉、そしてたくさんのご声援をくださったファンの皆さまのお陰で今季初表彰台を獲得することができました。

あとは、もう本当に勝つだけです。そして、次戦は絶対に勝ちたい菅生。リアルレーシングの本当の強さを発揮したいと思います。 今後ともご声援宜しくお願いします。

 

【金石勝智監督】

2年ぶりのオートポリス大会となり、僕自身もすごく楽しみにしていました。

土曜日のフリー走行では、ここ最近なかなか解消できない車のオーバーステアの症状がある状態でした。車を良いバランスにもっていってあげられていない状態で500クラス占有走行の時間帯に小暮にアタックしてもらい、順位的には2番手でしたがトップとの差が0.7秒もあったので予選に向けてドライバー、エンジニア共々悩んでいました。その中で色々とセッティングし予選に挑みました。Q1を小暮にいってもらいましたが、セクター1では全体ベストのタイムを出してくれていたのですが、車が乗りにくくピーキーな部分もあったようで100Rでスピンをしてしまいクラッシュで土曜日の予選を終えることとなりました。 結構激しいクラッシュだったので直るか不安でしたが、メカニック、スタッフが皆頑張ってくれ、ちゃんと日曜日の決勝に向け車が修復できました。

20分間のウォームアップの時に最初小暮が乗ったところオーバーステアを訴えていましたが、その後広大が乗ったときに「昨日より車の状態がすごく良くなっています」というコメントをもらったので、エンジニア、メカニック皆が少しホッとしたというのが正直なところでした。

その状態でレースは小暮にスタートしてもらいハード目のタイヤを選んだのですが、僕の選定ミスがあり気温が下がったりSCが入った影響で上手くハードタイヤを発動させることが出来ない状況になってしまい、ゴム付き(ピックアップ)が酷かったようで小暮には悪いことをしたな、と思っています。その後も難しい状況だったので、ミニマムでピットインしてもらうこととなりました。広大に代わるときには他車と一緒のミディアムタイヤに変え、その後クリアな状態で数周走ることができたのでかなり挽回することができました。最終的には、前日の皆の頑張りが広大への力となってくれて良いレースというより神がかり的なレースをしてくれ、2位を獲得することができました。

本当に皆の力が上手く発揮できたな、と思っています。

次戦の菅生はケーヒン様の地元でもあるので、この流れを大事にして、持続し菅生のレースを戦っていきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

 

【塚越広大】

GT第3戦がオートポリスで行われました。昨年震災で開催されず、自分にとっては相性のいいサーキットなので、楽しみにしていました。

フリー走行からタイムは悪くなかったのですが、セッティングはもう少し煮詰めなければいけない状況でした。そして、予選では小暮さんがQ1を担当したのですが、アタック中にクラッシュしてしまい、決勝はルールによりピットスタートとなり厳しい状況でした。 レースがスタートし、すぐにアクシデントでSCが入りピットスタート分のロスがなくなりました。22周目にドライバー交代し、単独で走行中にいいタイムで走ることが出来、大きくポジションを上げられました。そして、2位まで順位を上げ、最後はガス欠寸前の状態でスロー走行しながらも2位でゴールしました。

正直表彰台に乗れるとは想像できませんでしたが、マシンのフィーリングがよく最後まで責められました。 早朝までマシンの修復に当たってくれたチーム全員に感謝しています。

次戦の菅生はケーヒンさんの地元ですので、今回に続き優勝するために全力を尽くします。 皆さま応援ありがとうございました。

 

【小暮卓史】 

予選は今回Q1を担当し、マシンのパフォーマンスは高くて、かなり期待していました。 セクター1はタイムも良く自分的にも手応えは感じていました。ですが、100Rの立ち上がりにおいて、攻めすぎによるスピン。ガードレールにも接触してしまい、アタック途中で終わってしまいました。

自身としてもさすがに近年では1番気持ち的には落ち込みました。同時に悔しくもありました。 チームやチームメイトにも迷惑をかけてしまい、残念な結果でした。

決勝はスタートを担当。ピットスタートでタイヤ交換の必要もあった為、同時ピットスタートの8号車の後ろからレースに参加する事になりました。スタートしてすぐにアウトラップで8号車をパス出来たのは、その後の展開には有利になったかなと思います。その後セーフティカーが出た時は、完全に流れがきたと感じました。残念ながら、自分の履いたタイヤが十分なパフォーマンスを発揮できず、またゴム付きもあり、満足いくペースは作れなかったですが、チームが機転を利かせてミニマムでピットイン、ドライバー交代も済ませ、自分の役割は終えました。その後は塚越選手の頑張りと、前日からのセッティング変更によってパフォーマンスの上がったマシンからか、素晴らしい走りで結果2位まで上がれた事には驚きましたし、感動しました。

今回、マシンを朝までかかって修理してくれ、また良いマシンにしてくれた、チームスタッフ、素晴らしい走りをしてくれた塚越選手に心から感謝しています。

自身としては悔しい内容のレースでしたが、次回からはより良い走りが出来るよう、準備にベストを尽くしたいと思います。

 

【田坂エンジニア】

今回は多少なりとも自信があったというか、上手くいくかも・・・という予感はあったのですが、走り出してみると更に上手くいっている100号車がいたので、これはイカンということでセッティングを変更していきました。どうしても課題となっているオーバーステアの部分が解消されず、そんな中でも良いタイムを出せるセッティングには予選のタイミングには持っていけたと思っています。ただ、クラッシュしてしまったのでタイムに表すことは出来ませんでした。予選が終わった時にドライバー2人と話をして、このセッティングで予選に対してはまとまるかもしれないけど、このまま決勝レースで長い距離を走るにはちょっと車がピーキー過ぎるぞ、という事で車のセッティングをガラッと変えてみました。これは、土曜日の予選が上手くいっていたら変えずに決勝レースに臨み、レース結果はダメだったことかもしれません。小暮のクラッシュによって考え直すきっかけを小暮からもらったと思っています。それで、決勝レースに向けてはもっとマイルドでドライバーが安心して乗れる車にできるよう方向転換しました。その結果、レース前の20分間走行ですごく乗り心地が良くなり、オーバーステアが出てもコントロールし易い車に仕上がったというコメントをもらえました。そんな状況の中で、車の状態は良くなったがレースはどこまで行けるだろう?スタート順位が順位なだけに、行けるところまで行こうという状況でしたが、予想していた以上のところまで行けちゃったなという感じでした。

今回の流れを菅生に持っていけるよう頑張ります。

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