レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2024 SUPER GT GT500 CLASS

塚越 広大/太田 格之進 #17

ROUND2 富士スピードウェイ   Result : 3位(Rank6位)

2024年5月4日(土)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round2 富士スピードウェイ決勝

<公式予選 5月3日  天候:晴れ|コース ドライ>

ゴールデンウイーク恒例の大会「2024 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 3Hours RACE」が富士スピードウェイで開催された。今大会は初の3時間レースとなる。

予選日は雲一つない快晴のもと、公式練習、FCY訓練、サーキットサファリが行われる。

Astemo CIVIC TYPE-Rは前戦岡山大会で不運のリタイヤとなり、その悔しさを晴らすべく今大会に臨む。

 

公式練習の500クラス占有走行では太田が担当し、見事トップタイムをマークする。やはりトップタイムは嬉しい。

定刻から始まった公式予選。開幕戦同様にタイム合算方式の予選となる。

Q1担当は太田。完璧なアタックで1周目にトップタイムを出す。2周目のアタックもベストタイムを更新し、Q1をトップ通過した。

続くQ2は塚越が担当する。いつもに増して緊張した表情でタイミングを待つ。残り7分のところでコースに入り、完璧なアタックを決め、合算タイムによりAstemo REAL RACINGとして、さらにCIVIC TYPE R-GTとして初となるポールポジションを獲得した。

 

<決勝 5月4日 天候:晴れ | コース:ドライ>

決勝日もとびっきりの行楽日和な快晴の富士スピードウェイとなった。

定刻よりフォーメーションラップがスタートし、3時間のレースが幕を開けた。今大会は給油作業を伴うピット作業が2回義務付けられている。

スタートドライバーは塚越。クリアなスタートを決めるも#3にパスされてしまいオープニングラップを2位で通過する。その後離されることなく#3に食らいついていくが背後には#23に迫られる。8周目あたりより300クラスとの混走が始まりだし、塚越は300クラスマシンを上手く使いながら周回していくも23周目コカコーラ・コーナー手前で#23にパスされ3位となる。このころ塚越からの無線がチームに届かないトラブルが発生しており、もどかしい時間が続く。34周目に1回目のピット作業を行い給油、タイヤ交換を済ませ11位でコースに戻る。38周目に先ほど先行を許した#23がピットに入り、塚越は39周目1コーナーでパスし2位に返り咲く。40周目の時点で前を走る#3とのギャップは10秒前後だったがライバルのペースが良く、Astemo CIVIC TYPE R-GTも55周目にベストタイムを更新して周回を重ねるも60周目にはギャップが20秒に広がってしまう。

Astemo CIVIC TYPE R-GT は74周目に2回目のピットインを行いドライバー交代、給油、タイヤ交換を済ませるが、タイヤ交換で少し時間をロスしてしまう。全車2回目のピットインが終了した80周目、残り時間55分の時点で4位を走行する。前を走る#8を必死に追う太田だがなかなか捕えることができず、数周に渡りバトルを繰り広げる。残り時間が8分30秒となった111周目、#8にトラブルが発生したようでAstemo CIVIC TYPE R-GTは表彰圏内の3位となる。しかし後ろの#36が早いペースで迫ってきており、3時間走り切るまで油断できない展開が続くも太田は集中力を切らすことなく守り切り3位を獲得した。

 

金石監督

今回の富士は今までのセットの方向性から大きく変えて車を持ち込みました。

フリー走行の走り出しは格之進にいってもらい、2セットのタイヤ比較をしてもらいました。その後、広大に交代してセット進めていき走り出しから車の調子も良く微調整程度でセットを変更していき500クラス専有では格之進にアタックしてもらいトップタイムで終了する事ができ予選に向け期待の持てる結果となりました。

予選Q1は格之進にいってもらい素晴らしいアタックを決めてくれて見事トップ通過してくれました。Q2ではプレッシャーのかかる所、広大も良いアタックを決めてくれQ1、Q2合算で見事ポールポジションを獲得する事が出来ました。今年から車両がシビックに変わりシビック初ポールポジションの獲得を17号車が出来て良かったと思いますしAstemo REAL RACING での初ポールポジションを獲得でき大変嬉しく思います。

決勝レース前のウォームアップでのバランスも良く決勝レースに向け期待の持てる状況でした。

決勝レーススタートは広大にいってもらい、タイヤ選択の違いもありスタート直後の1コーナーで3号車に先行される形となりその後はタイヤ内圧が思った以上に上昇し、なかなかペースを上げる事が出来ない状況で3位走行中に状況を打破する為予定より早めの34周目でピットに入ってフルサービスで少し給油時間を短くして広大に引き続きドライブしてもらいました。その後23号車を抜き2位走行中の74周目に最後のピットに入りました。

最後のスティントは格之進にドライブしてもらいましたが、このピットストップでタイヤ交換のミスもあり全車最後のピットを終了した時点で4位に後退していました。そこから格之進が全力で前を追ってくれましたが前を走る8号車を抜けず4位で終了するかなと思った矢先に8号車がトラブルでスローダウンして3位でフィニッシュとなりました。

今回のレースでは無線のトラブルもあり無線でのコミュニケーションがまともに取れない状況の中、2人のドライバーも全力で頑張ってくれて感謝しています。非常に悔しい3位表彰台となりましたがシリーズを考えると大事な表彰台になると思います。鈴鹿も頑張りますので引き続き応援宜しくお願い致します。

 

塚越広大

前回の岡山でレースができずデータが少ない部分がありましたが、少しでも調子が上がるように調整して今大会に臨みました。その甲斐あって走り出しから良い調子で走れたので、占有走行でも太田選手が良いタイムを出してくれました。その調子のままQ1もトップで通過してくれ、Q2は僕が担当しタイムをまとめることができAstemoとして、そしてCIVIC TYPE R-GTとしても初のポールをとることができました。決勝は、スタートでタイヤのウォームアップの差もあってトップをキープしたままレースを運べず、レースペースとしてもちょっと足りない部分もあり、戦略としても無線の不調もあったのでチームとのやり取りがうまくできず、良い状態で太田選手にバトンを渡せませんでした。結果として3位表彰台に乗れたのは良かったとも思いますが、勝てなかった悔しい大会だったかなと思います。岡山で走れなかった分、今回実質初戦となりましたがたくさん学んだ分をしっかり反省して次戦鈴鹿で勝てるように準備していきたいと思います。次戦の応援も宜しくお願いします。

 

太田格之進

悔しい結果となった開幕戦から気持ちを切り替え、今大会に臨みました。岡山では予選で後方に沈んでしまっていたので、まずは予選で前に行くことに集中して公式練習を進めました。チームが準備してくれた車は、走り始めからすごく調子が良く、開幕戦から確実な進歩を感じることができました。公式練習をトップタイムで終え、その分予選はプレッシャーもありましたが、ポールポジションを獲得できてよかったです。決勝はトップから逃げ切りを図りましたが、トップ2のペースがすごく良く、3位表彰台という結果になりました。PPからのスタートで3位なので、悔しい思いもありますが、確実な進歩とパフォーマンスを感じることができた週末になったので、次の鈴鹿大会が楽しみです。今大会も応援ありがとうございました。