レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2024 SUPER GT GT500 CLASS

塚越 広大/太田 格之進 #17

ROUND3 鈴鹿サーキット   Result : 6位

2024年6月2日(日)    天候 : 曇り    コースコンディション : ドライ

Round3 鈴鹿サーキット決勝

<公式予選 6月1日  天候:晴れ|コース ドライ>

カラッと晴れた鈴鹿サーキットで行われた公式予選日。

Astemo CIVIC TYPE R-GTは28Kgのサクセスウェイトを積みながらも、Q1を担当した太田は車の調子の良さを伺える3番手タイムを出す。続くQ2は塚越が担当する。塚越もアタックに向けタイヤを温めていきアタックラップに入った瞬間、風に煽られたようにマシンのコントロールを失いコースアウトしてしまう。幸いマシンはそのまま動き出したが、基準タイムをクリアすることができず、公式予選結果は15位となった。

決勝レースは最後尾からのスタートとなる。

 

<決勝 6月2日 天候:曇り | コース:ドライ>

天気予報では朝から雨の予報だったが、ウォームアップ走行直前から雨が降り始め、ウォームアップ走り出しはウェットタイヤでのマシンチェックとなった。しかし徐々に雨は止み、グリッドに着くころには太陽も顔を覗かせはじめ、ドライコンディションでの3時間レーススタートとなった。

スタートドライバーは塚越。隊列がちゃんと整えられないままスタートが切られ、15位のままオープニングラップを終える。前の2台をパスするタイミングを粛々と狙い14周目1コーナーで#39をパスする。その後#64もパスし13番手を走行し周りのライバルたちは1回目のピットに入り始める。全車がピットインを終えた35周目にAstemo CIVIC TYPE R-GTもピットイン。給油、タイヤ交換、ドライバー交代を済ませ13位でコースに戻る。セカンドスティントを任された太田は40周目に#19をパスし、42周目には#38がトラブルによりピットインし11位となる。42周目にFCYが導入され43周目にリスタートで前を走る#23は7秒前方にいる。46周目#8がトラブルにより10位、さらにシケイン手前で太田は#23を仕留め9位までポジションを上げる。太田は快走を続け、58周目には#24と#3をまとめてパスし7位となる。Astemo CIVIC TYPE R-GTは予定より早めの63周目に2回目のピットインを行い、ドライバー交代はせず2度目の給油義務を消化し、タイヤ交換で少しミスがあったが8位でコースに戻る。前を走る#3とは約8秒差で68周目にはベストタイムを更新しながら太田はペースよく安定した走りをみせ、79周目に#3をパスし再び7位となる。前を走る#100は約4秒前方にいるがあっという間にテールトゥノーズとなる。しかしベテラン巧みなライン取りで攻略が難しく、十数周に渡り息をのむ展開が続く。3時間を経過しファイナルラップとなりこのまま7位でチェッカーを受けると思った瞬間、太田から「やったーーーー」と無線が入る。日立Astemoシケインでついに#100をパスしポジションを上げAstemo CIVIC TYPE R-GTは6位でチェッカーを受けた。

 

金石監督

走り出しからそこそこのバランスではあったのですが、イマイチ車が決まらず予選に向けて少し不安の残るフリー走行でした。

予選Q1は格之進にいってもらい車のセット変更も功を奏し、サクセスウエイトで重い中素晴らしいアタックを決めてくれてQ1は3番手タイムを記録しました。Q2は広大にプレッシャーのかかる中アタックラップに入ったS字の2つ目で唐突なリアの動きに対処出来ずスピンしてしまい結果15位となりました。

決勝レースのスタートは広大にいってもらい、スタート直後から前の遅い車両を中々抜く事が出来ずもどかしい状況が続きましたが抜いたあとのペースは良く、35周までピット作業を引っ張ることができました。2スティント目の格之進のペースも凄く良かったので引っ張りたかったのですが右フロントタイヤバイブレーションが出ているとコメントがあり、予定より5周程早くピットインしました。タイヤは最終スティントの気温が下がっていたのでソフトタイヤを選択し、ペースも非常に良く残り14周で6位の100号車に追いついたのですが中々相手も手強く最終ラップまでバトルが続き抜けないかな?と思った瞬間、最終ラップの日立Astemoシケインで見事に100号車を攻略してくれて6位で帰ってきてくれました。

抜いたあとの格之進の雄叫びを皆さんにお聞かせしたいぐらいでした!

今回も良いレースが出来きましたが、優勝する為にはまだまだ色々なミスを犯さないチームにならないといけないと思っています。次戦のレースまで二ヶ月ありますのでこの期間でチームのレベルをより上げられるように頑張ります。

引き続き皆様応援宜しくお願い致します。

 

塚越広大

フリー走行から車の感触は悪くなく予選に臨みました。Q1を太田選手が3番手で通過して車の調子は良かったと思うのですが、僕が担当したQ2アタックの周でスピンをしてしまいタイムを記録することができませんでした。車の調子が良かっただけに僕のミスで良い順位からスタートできなくなってしまったことに申し訳ない思いでした。決勝ではスタートを担当し、前半はなかなか前の車を抜くことが出来ませんでしたが、後半少しずつ順位をあげていきできるかぎり良いポジションで太田選手にバトンを渡せるように精一杯走りました。太田選手がその後2スティント走ってくれ最終的に6位までポジションを上げることができ、貴重なポイントを持ち帰ることができました。週末を通して車の調子が良かっただけに、自分のミスが悔やまれ、本当に申し訳なく思います。次戦またしっかりと挽回できるよう気を引き締めて臨みたいと思います。

 

太田格之進

走りだしから調子は良く、そこそこウェイトを積んでいましたが今回も戦えるなという感触を得ることができる公式練習でした。Q1は良い感じに走ることができ、3番手という結果はウェイトを積んでいる中では良い順位で終えることができ良かったなと思います。Q2は残念でしたが、前戦に引き続き速さはあることが分かっていたので切り替えて決勝に臨みました。決勝は最後尾スタートでしたが、バトンを受け取ってからもレースペースが良く、何度もオーバーテイクをすることができましたし、僕たちよりもポイントを持っているライバル車数台よりも前でゴールするという目標は結構達成できました。ずっと激しいバトルをしていた100号車をファイナルラップでオーバーテイクすることができ、気持ちよくチェッカーを受けることができました。15位スタートから6位という結果は最大限やれた結果だと思います。FCYやSCの恩恵を受けていないなかでこの順位になれたことは僕たちの持っているポテンシャルの証明だと思いますし次戦に向けて自信となるレースだったと思います。また次も頑張ります。