ROUND1 岡山国際サーキット Result : 8位(Rank 8)
2025年4月13日(日) 天候 : 雨/くもり コースコンディション : ウェット/ドライ
Round1 岡山国際サーキット決勝
<公式予選 4月12日 天候:くもり|コース ドライ>
2025年シーズンのSUPER GTがいよいよ開幕した。
今シーズンは公式予選がノックアウト方式に戻り、Q1上位10台がQ2に進出することができる。
9時30分からスタートした公式練習では順調にマシンセッティングを進めていったが、GT500クラス占有走行で小出がドライブしたがタイムは伸び悩み、公式予選に向け不安を残す結果となった。
公式予選Q1は塚越が担当する。早めのタイミングでコースインしアタックするも、0.7秒の間に全15台が入るという混戦の中で、0.049秒足らず悔しいQ1敗退となった。
<決勝 4月13日 天候:雨/くもり | コース:ウェット/ドライ>
決勝日は朝から雨が降り続きウォームアップ走行はウェットコンディションとなり、決勝レースに向け最終的なマシンチェックを進める。スタート進行中に雨が止みそうな予報となっていたが雨が止むことはなく、ウェットコンディションで82周の決勝レースがスタートした。
スタートドライバーは塚越。SC先導のもとスタートがきられ5周目に本格的なスタートがきられたが直後に前方集団で多重クラッシュが発生する。塚越はうまくその脇を抜けることができた。クラッシュの影響で赤旗中断となり13:55に再度SC先導で再開し11周目にリスタートが切られた。8位にポジションを上げたAstemo CIVIC TYPE R-GTは同周にスピンを喫した#23をパスし7位、さらに14周目に#3がスピンし6位となり、スピン車両がグラベルに捕まったため再びSCが導入され、19周目にリスタートがきられた。塚越は雨量が多い中でも走行に集中し#19も難なくパスし5位浮上。#24をパスしようと狙っていた22周目にFCYが宣言され24周目にリスタートとなったが、塚越はその隙を逃さずしっかりとパスし4位となる。28周目には前を走る#100とのギャップを2秒差に縮めるも後ろからは#37に追われる。31周目#37に先行を許すが33周目に#100をパスし4位を走行する。ピットインするライバルが出てくるなかAstemo CIVIC TYPE-Rは46周目まで塚越が完璧なスティントを走り切りピットイン。給油、ウェットタイヤに交換し、GT500デビュー戦となる小出にドライバー交代する。路面が徐々に乾いてきている中、小出は好ペースで走行し全車ピットインを終えた52周目に4位を走行する。このころから路面はどんどんドライアップしていき57周目にスリックタイヤに履き替えるライバルが出てくる。Astemo CIVIC TYPE-Rも61周目に再度ピットインし、スリックタイヤに交換しコースに戻る。ドライタイヤでポジションを守りながら走行していたが、67周目にFCY宣言からSCが導入され、前を走る#37とのギャップが無くなる。#37には10秒加算のペナルティが課せられていたため実質3位で表彰台が見えていたファイナルラップ。金石監督からも「守り切れ!!!」と無線が飛んでいたが、#8と接触する形となりグラベルにマシンを停めることとなった。チェッカーフラッグを受けることはできなかったが、8位完走扱いとなり開幕戦を終えた。
金石監督
フリー走行では走り出しの調子は良さそうに思えたのですが、気温の上昇とともに車の不具合が出てきてしまいその状況を直せないまま500クラス占有走行となりました。前後共にグリップ不足の症状が出てしまい、最終的に不安の残るフリー走行となってしまいました。Q1は広大にいってもらいましたが、調整しきれなかった部分があり僅差の11位となってしまいました。
決勝日は朝から雨となり、20分間のウォームアップ走行はウェットコンディションでしたが調子が良さそうな印象でした。決勝レースでは広大がスタートから粘り強くポジションを上げてくれ、一時は3位まで順位を上げタイヤもマネジメントしてくれたので46周目にピットインし小出に交代しました。小出も変わっていく路面コンディションやFCYが入る状況のなか頑張っていましたが、最終ラップで他車と接触がありチェッカーを受けることができませんでした。ドライバーもスタッフも頑張ってくれ良いレース展開となっていただけに非常に残念な結果となりました。この気持ちを忘れず次戦富士に向けてのモチベーションにしたいと思っています。昨年ポールポジションを獲得した富士ですので、決勝レースでも優勝して終えたいと思います。
塚越広大
オフのテストでは天候が安定しないこともあり、なかなかセットアップを進めることができず少し不安の残る開幕戦でしたが、走り出しからそんなに悪くないフィーリングを得ることができ、僅差の戦いにむけて悩んでいた部分をセッティングし予選に臨むことができました。しかし、調整したセッティングによって良くなった部分とそのバランス変化に対してアジャストすることができず、Q1を突破することができませんでした。
決勝レースでは雨のSCスタートとなり、スタート直後にアクシデントがあり荒れたレースとなりました。路面が乾いていく状況のなか自らミスをしないよう走り、少しずつポジションを上げ無事に小出選手にバトンを渡すことができました。最終的に3番手争いを繰り広げていましたが、接触によりチェッカーを受けることができず良い流れでレースができていただけに残念でした。
しかしそもそも予選のパフォーマンスや、しっかり合わせこみができていた週末ではなかったので、その辺りをしっかりチームと準備して次戦富士に臨みます。
小出峻
GT500デビュー戦となる岡山開幕戦が終わり、結果としては8位となりました。一時は表彰台も見えていただけに自分としてはすごく残念ですし、本来であれば獲れていたものが獲れなかったということがすごく悔しい結果でした。レースとしては難しいコンディションでスタートして、多くの状況を経験できたということは今大会は次戦に繋がるレースになったと思っています。次戦の富士で今回のような失敗、アクシデントを減らして皆に笑ってもらえるような結果出したいと思っています。応援ありがとうございました。