レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2025 SUPER GT GT500 CLASS

塚越 広大/小出 峻 #17

ROUND3 セパン・インターナショナル・サーキット   Result : 4位

2025年6月28日(土)    天候 : くもり    コースコンディション : ドライ

Round3 セパン・インターナショナル・サーキット決勝

<公式予選 6月27日(金)  天候:晴れ|コース ドライ>

海外大会としては6年ぶり、マレーシアでの大会は12年ぶりの開催となった2025 AUTOBACS SUPER GT第3戦『SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025』がセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。

26日(木)の夕方に公式練習1回目が行われ、走り出しの感触を確認していく。27日(金)は日本での予選日同様、午前中に公式練習が行われ、セパンでの走行が初めてとなる小出が不安なく予選に臨めるよう時間を使いセッティングを進めていく。

日本でのレースと比べると遅い時間の現地時間17:03よりGT500クラスのQ1がスタートした。担当は塚越。公式練習終了時には少し不安が残る状況となっていたが、予選に向けたセットが功を奏し2番手でQ1を突破する。

続くQ2では開始早々にライバルマシンにトラブルが発生し赤旗中断となる。残り時間8分で再開し、Astemo CIVIC TYPE R-GTは予定通りの残り時間5分でコースインし、小出がアタックに臨む。1周をまとめ切り、翌日の決勝レースグリッドは7番手を獲得した。

 

<決勝 6月28日(土) 天候:くもり | コース:ドライ>

雲がかかっているためか幾分暑さが和らいでいる決勝レースは現地時間16:30よりフォーメーションラップがスタートした。スタートドライバーは小出。スタート直後#1に迫られるも守り切り、#3をパスし6位でオープニングラップを終える。8周目ころより300クラスとの混走が始まり、10周目#64をパスし5位に浮上する。20周目にピットインしフルサービスのピット作業を終え塚越にセカンドスティントを託す。30周目に1分54秒704のベストタイムを出しながら周回し、全車ピットインを終えた32周に5位を走行する。残り20周の時点で前を走る#19との差は0.7秒前後だがパスするのに苦戦してしまう。その間に背後から#100が迫ってくる。数周に渡り前を必死に追いながら迫るライバルを攻防するも残り7周で#100に先行を許し6位となる。残り4周でついに#19をパスし5位となり55周を走り切りチェッカーを受けた。#100には10秒加算のペナルティが課せられていた為、公式決勝結果は4位となった。

 

金石監督

フリー走行ではタイヤの選択ミスもあり思うようなタイムが出ず、セッティングも進まない状態で苦しんでいました。しかし、ドライバーとエンジニアが頑張って新しい方向性のセッティングを見出してくれ予選に挑みました。広大に行ってもらったQ1では2番手タイムをだしてくれ、ナイスアタックを決めてくれました。Q2を担当した小出は初めてのサーキットということもありハンデも抱えていましたが、良いアタックを決めてくれ7番手を獲得できました。

決勝レースはスタートを小出に行ってもらい、スタート直後の混乱を交わしてくれポジションを上げてくれました。タイムの伸び悩みもあり、20周目のミニマム周回でピットインしました。広大に代わってからはポジションをあげることに苦戦し、4位という結果で終わりました。

表彰台獲得とはなりませんでしたが、今シーズ初めてちゃんとレースができたように思います。大きな収穫を得ることができ、次戦以降のレースが楽しみになってきました。早く優勝をお届けしたいと思いますので応援宜しくお願いします。

 

塚越広大

僕にとっては2013年ぶりとなり、セパンテストで走行したのもほぼ5年前なので久しぶりのセパンラウンドとなりました。

走り出しは車のセッティングとして新しい方向性を探るためにいろいろと試していき、タイヤもコンディションに合わせることができるかが鍵だったと思います。そんな中セットアップをチームと進めていき予選Q1を担当し、2番手で通過することができ、車の感触としては良かったと思います。レースは7番手からのスタートで、小出選手は500クラス初めてのスタートを担当し順調に周回を重ねてくれました。僕に代わりペースとしては悪くないペースを刻めましたが、自分で誰かを抜くほどの余力はなく19号車を長い時間追うことになってしまい追い上げることができませんでした。車のポテンシャルがあっただけに順位を上げられず悔しいレースとなりました。車のパフォーマンスとして上げることができ、次戦以降も予選の順位が大切だと思うので更に上からスタートできるようにしたいと思います。次戦富士はスプリントレースでいつもと違うフォーマットとなるので、しっかり優勝して後半戦に向けて弾みをつけたいと思います。

 

小出峻

予選7位から追い上げに成功して4位でゴールすることができました。フリー走行からタイヤの選択などで走る環境やコンディションがめくるめく変化していき、毎回車のセッティングやタイヤが違う状況だったのでその状況に慣れる、合わせこむのが難しかったです。そんな中、練習走行、予選・決勝に向けて経験値を積むことができ、結果的に決勝では最低限のタスクをこなして結果に繋げられたんじゃないかなと思います。この結果を出せたのはチーム含め、塚越さん金石監督にいろいろ助言をいただいたなかでの結果だと思っています。次戦以降もこのような追い上げが出来る強さを保ちつつ、予選では前からスタートできるような車のポテンシャルを発揮できるように頑張りたいと思います。