レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2012 SUPER GT GT500 CLASS

金石年弘/塚越広大 #17

ROUND7 オートポリス   Result : 14位

2012年9月30日(日)    天候 : 曇りときどき雨     コースコンディション : ウェット

Round 7 オートポリス決勝結果

2012年9月30日(日)

会場:オートポリス(4.674km)

天候:雨

気温:16℃(14:00時点)

路面温度:17℃(14:00時点)

コースコンディション:ウェット

観客:2万1100人

 

SUPER GTシリーズで唯一九州での開催となる第7戦オートポリスが9月29、30日に行われ、九州近郊から多くのファンが詰めかけた。

このオートポリス戦はウェイトハンデが半分になり、各車のパフォーマンスがより拮抗する中での戦いとなった。

 

台風17号の影響でサーキットは朝から強い雨に見舞われ、完全なウェットコンディションの中、公式予選が行われた。今回の予選もノックアウト方式となっており、Q1・Q2でそれぞれ4台のマシンが脱落し、Q3で最終的なグリッドが決定される。

 

午後2時15分から行われたQ1では塚越広大がアタックし、1’53.381のタイムで2番手となり、Q2進出を果たした。

 

続くQ2では金石年弘がアタックし、1’49.175で3番手タイムとなり、Q3進出を果たした。

 

グリッドが確定されるQ3では徐々に雨脚が弱まってきたこともあり、各メーカーでタイヤ選択が分かれる中、塚越は懸命のアタックを敢行するも1’47.911で5番手タイムとなってしまった。しかし、HSV-010GT勢では最上位のタイムで、決勝レースでの巻き返しが期待された。

 

翌日の決勝レースは5番グリッドからのスタートとなった。

 

30日(日)決勝日、台風は過ぎ去ったものの空一面が雨雲に覆われ小雨が降る中で濃霧が発生し、視界不良のため午前9時20分からのフリー走行は僅か8分たらずで中断となってしまった。

午前11時から代替のフリー走行が行われる予定になったものの、コース上の視界は回復せずに、フリー走行はキャンセルとなった。

 

その後、濃霧は回復し雨脚は弱まったものの、低い気温のために路面コンディションは回復することなく、決勝レーススタートを迎えることになった。

 

予定通りの午後2時にセーフティカー先導で決勝レースがスタートした。スタートドライバーを務めるのは金石。

 

スタート直後から大きな順位変動はなくレースは展開していった。金石も難しい路面コンディションの中、前を行く38号車をピタリとマークしチャンスを伺う。そんな中、11周目の4コーナーでGT300クラスのマシンがクラッシュをし、処理のためセーフティカーが導入された。クラッシュ車両の処理が終わると、17周目からレースがリスタートされた。その直後から、KEIHIN HSV-010はペースが上がらずに10番手まで順位を落としてしまう。レースが23周を過ぎたころには、同様の症状を抱えた車両が次々にピットインをし、タイヤ交換と給油を終了させた。チームは水量の少ないウェットコンディションの中で走行を続けたことでウェットタイヤが消耗しきってしまった事が原因だと判断をし、タイヤライフを考慮しつつピットストップ回数を増やさないことに重点を置き、レース中盤までピットインを遅らせる作戦を取った。金石は難しい状況の中、大きくタイムを落とすことなく走行を続け、31周目にピットインを行った。タイヤ交換と給油を行い、ドライバーを塚越に交代して2スティント目での巻き返しを図った。

 

塚越は11番手でコースに復帰した。早めのピットインを行った車両は再びタイヤが消耗し、大きくペースを落とす中、塚越はタイヤを労わりながらも非常に良いペースで走行を続け、7番手まで順位を上げた。塚越は前を行くマシンを上回るペースで周回を重ね、ポジションアップが期待される状況だったが、後続の車両に追突されタイヤがパンクし、コース脇で動けなくなってしまいコースに復帰するまでに約2周分のタイムロスをした。予定外の2度目のピット作業を終え、コースに復帰してからも順調なペースで走行を続けたものの、2周分のタイムロスは大きく、14番手でレースを終えることとなった。

 

■決勝終了後の金石監督 音声コメントはこちら

金石監督 音声コメント

 

■決勝終了後の金石年弘 音声コメントはこちら

金石年弘 音声コメント

 

■決勝終了後の塚越広大 音声コメントはこちら

塚越広大 音声コメント

 

■大神エンジニア コメント

今回は走りだしからウェットコンディションでのレースイベントとなりました。
初日から車のバランスは全く問題がなく、ドライバー2人も順調に良いタイムを刻んでくれていました。
安心して予選に臨み、Q1、Q2は快調に結果が出せたのですが、予選が進む中変わっていく路面コンディションの中でQ3にむけて選んだタイヤがその時のコンディションに若干合っていない部分があり、結果5番手となりました。
翌日の決勝では表彰台のてっぺんに上るべく、巻き返しをはかりました。
決勝レースはコンディションがとても中途半端で、乾く事もなく、雨が深くなることも無く、という微妙なコンディションの中での走行となったのですが、僕たちが持ち込んだタイヤがその状況に合わず、他車との接触等もあり結果14位という事になりました。
結果的には満足がいきませんが、レース中もBSタイヤ勢の中では非常に良いペースで走れていた方かな、と思います。
もう少し車を工夫し、いろいろなコンディションに対応できるようにしていきたいと思います。

最終戦のもてぎ戦を残すのみとなりましたが、もてぎは表彰台のてっぺんに立ってシーズンを締めくくれるよう全力をつくしていきたいと思います。
応援宜しくお願いします。