レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2014 SUPER GT GT500 CLASS

塚越広大/金石年弘 #17

ROUND7 Chang International Circuit   Result : 12位

2014年10月5日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round 7 Chang International Circuit決勝結果

2014年10月5日(日)

会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)

天候:晴れ

気温:30℃(15:00時点)   路面温度:51℃(15:00時点)

コースコンディション:ドライ

観客:7万5168人(主催者発表)

 

 

10月4日、5日にタイのチャーン・インターナショナル・サーキットにおいて、2014 オートバックス SUPER GT第7戦「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」が開催された。

初めてのタイ大会、更にはチャーン・インターナショナル・サーキットは完成したばかりで今大会がこけら落としのイベントとなり、様々な事柄において情報が少ない中での開催となった。

日本は気候がすっかり涼しくなった10月であるが、赤道に近いタイは真夏のような日差しと気温で、マシン、ドライバー、スタッフにとっても過酷な戦いになる事が予想された。

 

初めての開催場所である為、金曜日に2時間の練習走行の時間が設けられた。

KEIHIN NSX CONCEPT-GTをドライブする塚越、金石もコースの習熟をしながら、走行を重ね6番手タイムで練習走行を終えた。

 

土曜日は朝からフリー走行が行われたが、早々にマシントラブルが発生してしまい修復に時間を要し、マシンセットアップが思うように進まない中 予選に挑むこととなった。

午後3時15分より15分間のGT500クラスの公式予選Q1が行われ、Q1は金石が担当した。開始早々にコースインし果敢にアタックを行い、01’25.725で8番手タイムとなり見事Q1を突破した。

続くQ2は12分間にわたって行われ、塚越が担当した。01’25.568のタイムを出し、決勝グリッドは7番手スタートとなった。

 

 

決勝日の日曜日も朝から非常に強い日差しがサーキットに降り注ぎ、気温も高く、じっとしているだけで汗が噴出してくる。サーキットには現地タイのケーヒンの社員の方々670名が大応援団で駆けつけてくれ、グランドスタンドはケーヒンブルーで大部分が占められた。力強い大声援で迎え入れてく下さり、KEIHIN REAL RACINGスタッフ一同決勝に向けより一層気合が入った。

 

決勝レースは午後3時にフォーメーションラップが開始され、1周のフォーメーションラップの後66周の決勝レースがスタートした。スタートドライバーは金石が担当した。

非常に荒れるスタートが予想されたが、オープニングラップは無事7位で通過した。3周目あたりから周回遅れのGT300クラスのマシンが現れはじめ、コース上はマシンが入り乱れる展開となった。ラインを少しでも外すとコースアウトをする危険があるこのコースで、金石は混乱を上手く避けながら12周目に前を走る#19に襲い掛かるもなかなかパスすることができない。そのバトルの間に背後に迫って来ていた#100に接触されてしまい、金石はスピンを喫する。マシンはコースアウトし12位まで後退するもコースには戻ることができた。しかし19周目のS字コーナー付近でブレーキトラブルもありコースアウトしてしまい、そのままピットインすることとなった。懸命な修復により11周の周回遅れでコースに復帰し、ドライバーは塚越に交代した。コースに復帰した際のケーヒン大応援団の皆様の大歓声を受け塚越は懸命に走り、タイム的にはトップグループに負けない速さで周回を重ねる。他車のトラブル等もありKEIHIN NSX CONCEPT-GTは12位でチェッカーフラッグを受けた。

 

ペースが良かっただけに、あのままライバル達と戦えていれば、、、と悔やまれます。

しかしマシンのポテンシャルの高さは実証されているので、次戦の最終戦となるもてぎ大会では有終の美を飾るべく全力を尽くして参ります。

 

 

金石勝智監督

土曜日は朝のフリー走行でトラブルが出たりしてしまい、なかなか順調に走り出せなかったのですが2人のドライバーが頑張ってくれ、予選では年弘が8位でQ1突破、Q2ではタイヤ選択の関係で少しハード目のタイヤでのアタックになったのですが広大が7位タイムを出してくれ、決勝に挑むこととなりました。決勝ではスタートして最初はペースも良く一時は5位までポジションを上げてくれたのですが、他車に接触されてしまい、さらにブレーキトラブルを抱えてしまいピットインすることとなってしまいました。その後11周遅れでコースに復帰し、タイムベース的に見ると車の調子はそこそこ良かったのかなという印象だったので、消化不良なレースとなってしまいました。本当は2連勝で終わりたかったのですが、タイでは成し遂げることが出来ませんでした。最終戦のもてぎは、ケーヒンの応援団の皆様も来て下さると思うので、その皆様の前で優勝という形で締めくくりたいと思いますので、応援宜しくお願い致します。

 

塚越広大

今回のサーキットは初めて走るコースでしたが、幅の広いセクションなどもあり、最初は戸惑う部分もありましたが僕的には走っていて楽しく、好きなサーキットだなという印象でした。走り出し金曜日から調子は良かったのですが、少しトラブルがあって苦しんだ部分もありました。しかし予選は無事にQ2に進むことができ、Q2はハード目のタイヤでアタックしポジションは7位でしたが、決勝に向けては良い流れだったと思います。

決勝では年弘さんが走っている時にアクシデントで後ろからぶつけられてしまい、さらにトラブルもあって一度ピットガレージに入り修復作業となってしまったので、僕が走った時にはすでに周回遅れになってしまい戦うことは出来なかったのですが、車のポテンシャルも高かったですし、タイムも非常に良かったので実際レースができていたらとても面白かったと思い悔しさが残ります。しかし最終戦もてぎに向けて色々と再確認ができ、繋がる部分があると思うので、最後は僕の地元でもあるもてぎで優勝を収めて締めくくれるように、チームのみんなと頑張っていきたいと思います。

 

 

金石年弘

今回は初のタイラウンドという事で、金曜日から走行がありマシンの仕上がりは良かったです。しかし土曜日の公式練習で少しトラブルがあった影響でその間走ることが出来ず、セッティングを進めていく部分で少々遅れをとってしまったのかなと思います。そんな中予選ではQ1を担当しなんとか8位で通過し、広大にバトンを渡すことができました。Q2をミディアムタイヤで挑んだ関係でグリップ不足などがあったりしたのですが、7位で決勝に進むことができました。決勝にむけて、予選で抱えていた問題点を修復する為に大幅にセッティングを変えて走った結果、かなりマシンの調子も良くなったので決勝は期待していました。しかし僕のスティントで他車に当てられてしまいスピンしてしまいました。その後もマシントラブルを抱えてしまいピットインをせざるを得なくなってしまいました。修復して広大に代わり、その状況の中でも速いラップタイムを刻む事ができたので、もてぎ戦に向けて良いデータが取れたのかなと思います。最終戦もてぎは何としてでも勝てるように頑張りますので応援宜しくお願いします。