ROUND6 スポーツランドSUGO Result : 8位
2015年9月20日(日) 天候 : 晴れ コースコンディション : ドライ
Round 6 スポーツランドSUGO決勝結果
2015年9月20日(日)
会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
天候:晴れ
気温:27℃(14:00時点) 路面温度:39℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライ
観客:2万8500人
周回数:81周
例年7月末に行われていた菅生大会だが、今年は2ヶ月遅い9月19・20日に開催された。
前週は記録的な豪雨に見舞われた宮城地方だったが、この週末は天候に恵まれ汗ばむほどの陽気となった。
19日(土)に開催された公式予選。今回もノックアウト方式で行われ、Q1で上位8台がQ2に進むことができる。Q1は塚越が担当した。15分間のGT500クラスの予選が開始し、残り8分を切ったところでKEIHIN NSX CONCEPT-GTもコースインする。しっかりとタイヤを温め、塚越は完璧なアタックを行ったが、1’12.288でトップから0.375秒差、Q2進出となる8位のマシンとは0.142秒差で惜しくもQ2進出を果たすことが出来なかった。
この結果から翌日の決勝レースは9番手から追い上げることとなった。
決勝日も朝から晴天で秋晴れの空が一面に広がった。スポーツランドSUGOには今年も1700名を超えるケーヒン大応援団の皆様が来てくださり、グランドスタンドは心強いケーヒンブルーで彩られた。パレードラップが14時からスタートし、その後1周のフォーメーションラップの後81周の決勝レースがスタートした。スタートドライバーは武藤が担当し、オープニングラップを9位で終える。9周目よりGT300クラスが絡み始め、武藤もうまく攻略していくがペースがなかなか上がらず15周目最終コーナーでGT300クラスに引っかかり、奇しくも2台にパスされてしまい11位となる。前を走っていた#64がトラブルの為ピットインし10位を走行している中、24周目に#38にスリップに入られるも武藤は巧みに守りきる。27周目レインボーコーナーで#1がスピンし、ポジションを1つ上げそろそろピットインを行おうとしていた矢先、他車がクラッシュしセーフティカーが導入される。マシンの整列が整った31周目にピットレーンがオープンし、ほとんどのマシンが一斉にピットインしていく。KEIHIN NSX CONCEPT-GTもピットインし、塚越にドライバー交代、タイヤ交換、給油を済ませ、いざコースに復帰というタイミングで他車のピット作業が邪魔をしコースに戻ることができず、順位を落とすだけでなく、大幅なタイムロスをしてしまうこととなる。塚越は11位でコースに戻るもトップから約1分のタイム差となってしまった。前を走っていたマシンがペナルティなどを受け53周目には9番手を走行する。塚越はトップ陣と変わらないペースで周回を重ねていき、72周目に#37をオーバーテイクし8位となるもそれ以上のオーバーテイクはならず、そのままの順位で81周のレースを終えた。
いつも応援してくださるファンの皆様、そしてケーヒン大応援団の皆様の前で何としてでも結果を残したかった今大会。狙っていた結果が残せず、本当に悔しいです。
今シーズンも残り2戦となりました。このままでは終われません。必ず結果を残して行きたいと思っています。今後とも応援宜しくお願い致します。
金石勝智 監督
土曜日の公式練習の走り出しから、マシンフィーリングがあまり調子良くなく、そのあたりを調整し予選に挑みました。Q1を広大に担当してもらいましたが、マシンのベースはかなり良くなったのですが公式練習の走り始めの状態が良くなかった中でドライバーがマシンを信じ切れないこともあり9位でQ1敗退となりました。広大はすごく頑張ってくれたのですが、トップからコンマ3秒差というすごく僅差の戦いの中で敗退してしまったという事は、走り出しの良くなかった部分が響いてしまったかな、と思っています。
予選から気になっていたオーバーステアという根本の懸念を解消する為、決勝日のフリー走行でマシンを調整し決勝に臨みました。
スタートは英紀に担当してもらいましたが、やはりマシンの調子があまり良くなくペースが上げられず、その中で300クラスとの絡みもあり順位を落とすこととなってしまいました。SC導入の流れの中でほとんどのマシンがピットインした中、17号車も早いピット作業を終えることが出来たのですが、他車との関係がありピットからなかなか出ることが出来ず約1分のタイムロスとなってしまいました。残念ながら、そこで大よそレースの決着がつくような状態となってしまいました。その後広大も頑張って走ってくれたのですが、8位という中途半端な結果となってしまいました。
この流れをどこかで断ち切り、オートポリスで優勝できる体制を整えたいと思います。
今回、1700人を超えるケーヒン大応援団が来てくださりすごく心強く、結果をしっかりと残したかったのですが、不運もあり結果を出せなかった事をとても残念に思っています。
皆さんからの応援の力をきちんと結果でお返ししたいと思っていますので、今後とも応援宜しくお願いします。
塚越広大
走り出しから思うようにはいかず、セッティングを出すのに苦労してしまいました。予選では車の方向性はすごく良くなったのですが僅差での戦いになってしまい、朝の走行で詰められなかった部分でその差が大きく出てしまったかなと思います。決勝レースは9位でスタートしましたが、決勝レースも思うような良いペースでは走ることができず、武藤さんも苦戦してしまいました。ただSCが入って一度リセットとなる中で、後からペナルティは出ましたが他車のピットレーンでの危険なリリースがあり、それに僕らも引っかかってしまいました。後半は、それが無ければペース的には3番手争いが出来ていたのではないかという調子だったので、非常に悔やまれます。結果的に8位でポイントは獲得することができましたが、悔しい週末になってしまいました。
次回オートポリスは自分自身としてはすごく良い走りができるコースだと思っているので、もう一度車も見つめなおし、僕も武藤さんももっと思い切り気持ちよく走れる車に仕上げて、残り2戦を戦っていきたいと思います。
武藤英紀
走り始めからセットアップで悩んだ部分があり予選に臨んでいきましたが、予選ではバランスに関しては改善され広大が良いアタックをしてくれました。ウェイトハンデのせいにしてはいけないと思いますが、重量的には僕たちの車が一番重い状況だったので、9番手でトップからコンマ3秒落ちという結果は悪くなかったのかな、と思っています。
決勝は、スタートは自分が担当し順位を上げようと走っていましたが、車のバランス的に乗りづらい部分もありペースを余り上げられず、スティントが進むにつれバランスが悪化してしまい、順位を下げてしまう形となってしまいました。その部分に関しては、ドライビングでどうにか出来た部分もあるのではないかと思っているので、自分としては反省です。
SC後の混乱したピットイン、ピットアウトのタイミングで、もっと早くコースに戻れるはずが他車により遅れてしまい、そのせいでトップとの差もすごく空いてしまい実質そこで勝負権を失ってしまいました。広大のペースはトップと比較しても遜色ないペースだったので、展開によってはもっと上の順位を狙えていたのかなと思います。
悔しい結果ですが、何が良い、何が悪いというのが自分の中でも見えた週末でしたし、次戦オートポリスに向けてもう一度車のセットアップも見直して、良い結果を残していきたいと思います。
大神エンジニア
前回の鈴鹿大会の流れで車を持ち込みましたが、菅生のサーキットや路面コンディション、タイヤにうまく車を合わせることができず予選は9番手となってしまいました。
決勝日も朝のフリー走行でなかなか良いセットアップを見つけることができず、レースに臨む形となってしまいました。決勝レースで武藤選手が乗ったファーストスティントで車のバランスが悪かった部分があり、隙をつかれ順位を落とす結果となってしまいました。ピット作業自体はスムーズに早く終えることができていましたが、他車のピットアウトのタイミングと重なってしまいなかなかピットアウトさせる事ができず、ピット作業の速さを取り分にする事ができませんでした。広大選手に代わってからは、ペースはファーストスティントよりやや速かったのですが、やはり車の仕上がりが万全ではないとう部分で追い上げは叶わず8番手という結果になってしまいました。今回のイベントを通して車の状態が良くなかったので、この直後にある茂木の公式テストで車のセットアップを再度見直し、オートポリス・もてぎと良い流れで車を持って行きたいと思います。