ROUND4 スポーツランドSUGO Result : 6位
2016年7月24日(日) 天候 : 曇りときどき雨 コースコンディション : ドライ
Round 4 スポーツランドSUGO決勝結果
2016年7月24日(日)
会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
天候:曇り一時雨
気温:23℃(14:00時点) 路面温度:26℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライ
周回数:81周
決勝日の24日(日)は前日の夜より降った雨が残り、さらに朝は霧雨が降り、ウェットコンディションの中フリー走行が行われた。ウェットコンディションの中でもKEIHIN CONCEPT-GTは好調さを見せ、フリー走行ではトップタイムをマークし決勝に向け緊張と期待が高まった。
決勝レース前のグリッドウォーク中も天候は不安定で、時折強めの小雨が降ったかと思えば、一瞬晴れ間が見えたりと、チームを悩ませる時間が続いた。
予定通り14時にパレードラップが開始され、その後1周のフォーメーションラップを終えいよいよ81周のレースがスタートした。
スタートドライバーは小暮。スタート後、大きな混乱は無く1コーナーを抜けオープニングラップを2位で通過する。5周目頃から300クラスのマシンが絡み始め、トップを走る#6が300クラスのマシンに引っ掛かり小暮は一気に距離を縮める。6周目1コーナーで#6が300クラスマシンと接触したところを、小暮は上手く逃げトップに浮上する。背後に#38に迫られるも300クラスマシンを上手く使いながら周回を重ねていく。徐々にタイヤの状況も厳しくなり、幾度と危ない場面を見せながらもポジションを守っていた小暮だが、16周目 馬の背コーナーで#38にイン側に並ばれてしまい接触しKEIHIN CONCEPT-GTはコースオフしてしまう。幸いコースには戻れたものの、順位を12位まで落としてしまった。その後も諦めることなく周回を重ねピットインのタイミングを計っていたところ、26周目にクラッシュ車両が発生しセーフティカーが導入される。コースオフによって開いてしまっていたギャップは縮まり、31周目にリスタートとなった。リスタート翌周の32周目にKEIHIN CONCEPT-GTはピットイン。塚越にドライバー交代し、給油、タイヤ交換を行い13位でコースに復帰する。塚越は残り49周を走りきるためにタイヤを上手くマネージメントしながら、攻めていき全車ピットインが済んだ46周では塚越は7位を走行していた。前を走る#36を捕らえるべく慎重に走る塚越。ペースは上位陣に劣らないペースで徐々に#36との差を縮めていく。63周目1コーナーでイン側からついにオーバーテイク。6位に浮上する。その後も粘りの走りをするも76周目にクラッシュ車両が出てしまい、赤旗中断となりレースはそのまま終了となった。
KEIHIN CONCEPT-GTは6位となり、今季初ポイントを獲得した。
なお、ファステストラップは1’12.813で小暮がマークしている。
1700名もののケーヒン大応援団の皆さま、いつも応援してくださるファンの皆さまの前で、この思い出の地 スポーツランドSUGOで何としてでも良い結果をお見せしたかったのですが、悔しさの残る結果となってしまいました。次戦はすぐに富士大会が開催されます。気持ちを切り替え、良い流れだけを持続し次戦に臨みます。
引き続き応援宜しくお願いします。
金石勝智
土曜日の練習走行では少し不安要素が残る走り出しとなったのですが、セッティングを変えていった中で最後の500クラス占有走行で小暮がNEWタイヤで行った時に良い感触に戻せたので、今回はQ1を突破できるかな、とドライバーとも話していました。予選ではQ1を小暮に担当してもらい、とても良いアタックをしてくれ今年初めてのQ2進出となりました。Q2のアタックでも広大が良いアタックをしてくれ、予選順位は2位となりました。ケーヒンさんの地元で、2位からのスタートとなったことは、チームとしてもすごく有難かったです。
決勝日の朝のフリー走行は雨模様となりましたが、結果的にトップタイムで終えられたので、良い流れできているかなと思っていました。
決勝レースでは、最初良いペースで走っていて他車のアクシデントもありトップを走っていましたが、車の状態が悪くなってきた中、小暮が頑張ってくれていたのですがトップ争いをしていた38号車と接触してしまい大きく順位を下げてしまいました。タイヤの方も辛くなっていたようで、ペースもなかなか上がらないながら粘って走ってくれていました。その後SCが入ったことによって離されていたギャップは縮まり、SC明けに広大にドライバー交代した際は小暮とは違うタイヤで第2スティントに向かってもらいました。すごく上手く走ってくれて、長いスティントを頑張ってくれた結果6位までポジションを上げてくれました。
2位からスタートしていたので残念な結果となってしまいましたが、一度順位を落としながらも6位まで挽回できた事は、チームとしての力もついてきたのかなと多少思っています。
ケーヒンさんの地元でもう少し良い恰好で終わりたかったのですが、この悔しさを力に変えて次の富士で更に頑張りますので、応援宜しくお願いします。
たくさんのご声援、ありがとうございました。
塚越広大
予選前の練習走行では、正直あまり良い調子とは言えない感じで不安があったのですが、小暮さんが最後アタックした感触でQ1は突破できるのではないかという期待を持ちながら予選に臨みました。予選では見事小暮さんがQ1を突破してくれて今シーズン初めてQ2に臨むこととなりました。今回僕がQ2を担当して、午前中の雰囲気から車が大きく変わってすごく調子が良くなったので結構攻める走りができたのではないかと思っています。その結果2番手タイムで終えることができました。
日曜日の朝、ウェットコンディションでもトップタイムで終えることができ、すごく良い流れだったのではないかと思います。
決勝では小暮さんがトップを走っている中、良い感じもあったのですが接触で順位を落としてしまいましたが、僕に代わってからも車の調子はとても良かったですし、タイヤの良いタイミングでポジションを上げられたのかなと思います。結果的に6位で今シーズン初めてのポイント獲得で菅生大会を終えました。
勝つチャンスもあったのではないかと思うのですが、いろいろな状況もあり悔しい週末になってしまいました。ただ、前半戦はもっと車のセッティングで悩んでいる部分があった中、その変は結構解消されたのではないかと思っています。なので、この後のレースはもう少し期待ができるのではないかなと思っているので次の富士では今回の分を取り返せるように頑張ります。
小暮卓史
チームがポテンシャルのある車に仕上げてくれ、このレースはすごく期待して挑みました。予選では広大が2番手を獲得してくれ、スタートを担当した決勝レースでもいつの間にかトップを走っていてこのままいきたいと思っていましたが、タイヤがタレてきてしまっている中38号車とのバトルで接触してしまいスピンしてしまった事がこのレースの敗因かと思っています。その辺りに対してチーム、ファンの皆さんに申し訳なかったと思っていますし、自分自身悔しい思いでいっぱいなのが正直なところです。
車も良くなっていますし、今後のレースはチャンスが増えると思うので、更に気を引き締めて確実にいきたいなと思っています。
大神エンジニア
今大会は約2か月半ぶりの大会ということもあり、前回の富士大会からの間で3回テストを行うことができました。そのテストの中でいろいろチームとして収穫があったので、その部分をまとめて菅生に車を持ち込みました。まだ持ち込みの段階では合わせこみが必要な段階でしたが詰めていくにつれ、車が良いパフォーマンスを発揮してくれ、ドライバーの2人も頑張ってくれ、そのお陰で予選は2番手の順位を得ることができました。
決勝レースでは最初のスティントでその時のコンディションとタイヤがマッチしなかったこともありペース的にうまく上げることができず、また他車との接触もあり順位を大きく落としてしまいました。その後SCが入り、そのタイミングでピットインを行ったのですが、ピットインの前後で順位を上げることができ、さらに広大選手も後半追い上げてくれ、最終的には6位となりました。
今回、車の良い部分・悪い部分がハッキリ分かったので、この反省を生かして次の富士に向けて車を考えていきたいと思います。