レース情報/スケジュール RACE INFORMATION
2017 SUPER GT GT500 CLASS
ROUND2 富士スピードウェイ Result : 8位
2017年5月4日(木) 天候 : 晴れ コースコンディション : ドライ
Round2 富士スピードウェイ決勝
2017年5月4日(木・祝)
会場:富士スピードウェイ(4.563km)
天候:晴れ
気温:23℃(14:00時点) 路面温度:35℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライ
モータースポーツファンにとっては風物詩となっている富士スピードウェイで大型連休に開催される長丁場のレース、2017 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が今年も開催された。
予選日、決勝日共に好天に恵まれ、絶好のレース日和、観戦日和となった。
3日(水・祝)に公式予選が行われ、今回もQ1を塚越が担当した。
オンタイムとなる15時にGT500クラスの15分間の予選がスタートし、残り9分を切ったところでKEIHIN NSX-GTはコースインする。
塚越は入念にタイヤを温め渾身のアタックをするも、Q2進出となる8番手のマシンに0.172秒足らず悔しいQ1敗退となった。
1’28.823というタイムで、翌日は10番グリッドからのスタートとなった。
決勝日は予選日を上回る来場者の皆さまでサーキットは賑わいをみせていた。
今年より午前中のフリー走行が無くなった為、決勝レース前の20分間のウォームアップ走行で塚越・小暮 両ドライバーはマシンの状況をしっかり確かめ決勝レースに臨んだ。
公式スケジュール通りの14時10分にパレードラップが1周行われた後、フォーメーションラップを1周終え110周の決勝レースがスタートした。
今回のスタートドライバーは塚越。ポジションを1つ落とし11位でオープニングラップを終える。序盤はペースを上げることができず、翌2周目には2つポジションを落とし13位となってしまう。6周目あたりから300クラスとの混戦が始まりコース上は大混雑の中、7周目に塚越は#24をパスし12位となる。その後前を走る#12を追う展開となり塚越は果敢にマシンを操っていく。23周目ついに#12をパスするも、翌24周目には再びパスされてしまう。26周目に前を走る#46にドライブスルーペナルティが課せられ11位となる。当初の予定より早い27周目にピットインする作戦をとり、小暮へドライバー交代、給油、タイヤ交換を済ませ41.8秒でコースに戻る。小暮はアウトラップからプッシュし周回を重ねていき全車の1回目のピットインが落ち着いた39周目には8位までポジションを上げた。61周目には前を走る他車のペナルティによって7位となる。小暮は41周をミスなく走り68周目にピットイン。第3スティントは再び塚越が担当する。メカニックもミスなくピット作業を終え、コースに送り出す。最後のスティントを任された塚越も一つでも上のポジションを狙い残りの周回を全力で走行していく。10位でコースに戻った塚越だが、他車がピット作業を終えた時点でポジションは8位となる。塚越はポジションを守り切り8位でチェッカーフラッグを受けた。
今大会で6ポイント獲得となり、KEIHIN REAL RACINGはチームランキング9位となった。
厳しいレースとなりましたが、ポイント獲得圏内で完走できたことはきっとシリーズを通して大きな結果に繋がると信じています。次戦オートポリス大会は2年ぶりとなります。チームとしてもドライバーとしてもイメージが良いこの大会で好成績を修められるよう、インターバルが短いですがしっかり準備していきます。
今回もたくさんのフラッグ、現地には来れなくてもたくさんの応援を頂きました。
ありがとうございます。
金石勝智監督
フリー走行の走り出しで最初は意外と調子が良いかなと思っていたのですが、オーバーステアの症状が走行時間の最後まで直らず、予選に対して少し不安が残る状況でした。
予選は広大がいってくれましたが、車がピーキーな部分が有り1周をまとめ辛い状態で、僅差でしたがQ1敗退となってしまいました。決勝に向けては足回りなど大きく変更して臨みました。今回はスタートを広大に担当してもらいましたが、なかなかペースが上がらずオーバーステアがきついという状況が続いていたので、思い切って早めのピットインをしました。小暮にドライバー交代した時にタイヤも固めのタイヤに変えたところ、割と良いペースで走ってくれ、小暮の頑張りと早めのピットインも功を奏し順位を上げることができました。最後のスティントを再び広大にいってもらいましたが、単独でクリアな状態だとタイムは出るのですが、300クラスのマシンを抜きながらの走行だと今のマシンだと幅の無いようなタイムの落ち方となってしまい、そこでのタイムロスが大きかったかなと思います。結果的にマシンのキャラクター自体は変わっていなかったようなのですが、そんな中ドライバー2人、スタッフも皆頑張ってくれ、ポイント獲得の8位となりました。
ただ、悔しい結果であることは間違いないので、もう一度気持ちをリセットし次戦のオートポリスでは表彰台争い、優勝争いできるような車を持ち込んでドライバー2人に頑張ってもらいたいと思っています。
いつも応援して下さっている皆様に、いつものお願いとなりますが、今後も熱い応援を頂けますようお願いします。
塚越広大
新しい車両になってから初めての富士でしたが、事前に合同テストもあったのでそのセッティングに合わせて走り出したのですが、テストの時とはバランスが変化していて特にブレーキングでオーバーステアが結構強く、それを直すのにてこずりました。予選Q1を担当したのですが、10番手となってしまい上手くまとめられなかった予選となってしまいました。
決勝に向けては考えられることはいろいろトライして臨み、今回スタートを担当したのですが、自力での速さが足りず集団の後ろをついていくのが精一杯の状態でした。レースが進むにつれペースは自分の方が良さそうだったので、前に出られればもう少しペースは速いだろうということをチームに伝えて、予定より早めにピットに入りました。その後小暮さんが固めのタイヤで行ってくれて、やはりペースが良くそのお陰で順位を結構上げることができました。第3スティントは小暮さんと同じ固めのタイヤで行きましたが、誰もいないときの周回では結構良いタイムが出るようになったのですが、300クラスと絡んでしまうとペースがなかなか上げられず前の車には追い付けない状態でした。結果的に8位でポイントは取れましたが、予想したよりうまくまとまらない週末となってしまいましたし、目標としている優勝や表彰台からは大きく離れているので、次戦は久しぶりとなるオートポリスですし、僕自身オートポリスは調子が良い時が多いので、楽しみにいきたいと思います。
小暮卓史
決勝レースで第2スティントを担当させてもらい、8位という結果には満足はしていませんが、追い上げていくこともできましたし次に繋がるレースになったのではないかなと思います。また、ライバル勢がやはり速いということも改めて実感したので、より気を引き締めて準備をしっかりしてオートポリスに挑みたいと思います。オートポリスは個人的に得意というか好きなサーキットなので、確実に、着実に上を目指して良い結果を狙っていきたいと思っています。
田坂エンジニア
走り出しは芳しくない状況から始まり、いろいろセッティングしましたが苦戦しました。予選に向けても思いつくことは全て施しましたが、ちょっとまだ足りないというマシンの状況になってしまいました。まだ全然納得はいかないのですが、決勝に向け変更したセッティングによって、決勝前の20分間走行の時には少し兆しが見えた部分がありました。レースを走ってみても実際には課題が山積みなのですが、単独で走るとボチボチのタイムが出たりもしていたので、方向性の兆しとしては少し見えたかなと思っています。ですので、これを更に煮詰めてオートポリスはぜひとも速いところをお見せできればなと思っています。