レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2017 SUPER GT GT500 CLASS

塚越広大/小暮卓史 #17

ROUND4 スポーツランドSUGO   Result : DNF

2017年7月23日(日)    天候 : 曇り時々雨    コースコンディション : セミウェット

Round4 スポーツランドSUGO決勝

2017年7月23日(日)
会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
天候:曇り一時雨
気温:25℃(14:20時点)   路面温度:27℃(14:20時点)
コースコンディション:セミウェット
周回数:81周

 

今シーズンより決勝日のスケジュールが変更になった流れで、予選TOP3はトークショーなどへの参加がありバタバタしたスケジュールながらも、チームとしては落ち着いた雰囲気で決勝日を迎えた。さらに、今年は例年を上回る約2000人のケーヒン大応援団の皆さまと、遠方からもたくさんのファンの方々が駆けつけて下さり、沢山の応援のパワーで満ち溢れた雰囲気となり、より背筋が伸びる決勝日となった。

朝から雨が降ったり止んだりするコンディションで、時折強く降る雨の影響で12時55分より始まった20分間のウォームアップ走行時はウェットコンディションとなった。しかしマシンがグリッドに着くまでの間に雨は降らず、遠くの空は明るい。さらにコース上も場所によっては乾き始めている箇所もある。グリッドで一度ドライタイヤに履き替えたKEIHIN NSX-GTだったが、フォーメーションラップ開始10分前頃から再び雨がパラパラと落ち始める。作業可能時間ぎりぎりまでドライバー、監督、エンジニアは悩み、作業終了時間2分前にウェットタイヤでスタートする決断をした。

オンタイムの14時35分よりパレードラップがスタートすると雨は強くなり始める。1周のフォーメーションラップの後スタートが切られ、スタートドライバーの小暮は危なげないスタートで前のマシンを狙っていった。オープニングラップからバトルが繰り広げられる中、4番手でホームストレートに戻ってきたKEIHIN NSX-GTだったが信じられない光景が目に飛び込んできてしまった。リアカウルが飛び落ちていった。幸い、小暮に怪我などは無かったが、マシンをピットに戻すこととなった。なんとか修復を試みたがコースに復帰することは出来ず、リタイアとなった。

 

全ての流れが良い方向に向かっていると思っていた今大会。

何も言葉にならず、行き場のない思いだけが巡っています。
皆で思い描いていた光景を実現させたかった・・・。
しっかり原因を究明し、2週間後に迫る富士大会では応援してくださっている皆様を必ず笑顔にできるよう、頑張って参ります。
今後ともご声援頂けますようお願いいたします。

 

<金石監督>
土曜日のフリー走行では路面状況もあったと思うのですが、最初結構オーバーステアの症状が出ておりグリップ不足に悩んだのですが、調整していく度に車のバランスは良くなっていき、最終的には4番手タイムでフリー走行を終えることが出来ました。
予選ではQ1は小暮がいってくれ、上手くアタックしてくれて4位通過となりました。Q2を担当してくれた広大も直前まで緊張していたのですが、良いアタックを決めてくれQ1から一つポジションを上げた3位となりました。予選では2人ともすごく良い緊張感を持って、車重が重いのにも関わらず頑張ってくれました。
決勝日の20分のウォームアップ走行ではレインタイヤの皮むきをして、レインでのマシンの確認もしたのですが、そこそこ良い感触が得られていたので決勝レースに期待をもって臨みました。グリッドウォーク前にも大応援団の皆さまから多くの力を頂き、この皆さまの前で優勝したい!と強く思いました。決勝がスタートして1、2コーナーを見ていたら、すぐに前の車を抜けるかなという勢いがあったのですが、思わぬリアハッチのトラブルが出てしまいそこでピットインを余儀なくされ、パーツがかなり破損している状態でレースに復帰することが出来なくなってしまいました。大変悔しい週末となってしまいました。
多くの方々に応援して頂いている中で、すごく悪い結果をお見せしてしまい本当に残念に思っていますし、皆さまに申し訳なく思っております。まだレースは続くので、次の富士で今回の分を必ず取り返しながら、シリーズを狙うべく順位で終えたいと思っております。
今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

<塚越広大>
フリー走行では車のセッティングに苦労したのですが、最終的にはすごく良いバランスになりました。細かいところを言えばもう少し煮詰められたかなという部分もありましたが、小暮さんが無事にQ1を通ってくれ、それを見て車の調子が良い事は分かりましたし、自分も思いっきりアタックすることが出来て3番手でクリアすることができました。
決勝はコンディションが変わり雨になりましたが、非常に良いスタートを切って期待できるレースだったのですが、すぐにエンジンカウルが壊れるという信じられないことが起こってしまい、その後は復帰することが出来ず早々にレースを終えてしまい、本当に言葉が見つかりません。応援しに来てくれたたくさんの方々に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この分を、この後のレースでしっかり結果でお返しできるよう頑張るので引き続き応援して頂きたいなと思っています。宜しくお願いします。

 

 

<小暮卓史>
今回のSUGOでも予選はQ1を担当し4番手ということで、車のパフォーマンスもすごく高くチームが良い車を用意してくれました。Q2の塚越選手が頑張って3番手まで上げてくれ、決勝に対してはすごく期待していました。
決勝レースでは前半のパートを担当しましたが、1周を終えこれから追い上げていこうとしたタイミングで急きょマシンにトラブルが出てしまいリタイアとなってしまったことは非常に悔しいです。このレースは表彰台は確実で、優勝争いができていたレースだと思うので、本当に言葉にならないのです。この悔しさを次戦の富士に向けて頑張っていきたいと思います。また、ケーヒン大応援団の皆さま、たくさんのファンの皆さまがサーキットに駆けつけて下さったのにも関わらずこのような結果になってしまい、僕としても大変残念ですが、残りのレースも全力を尽くして盛り返して、皆さまにお返し出来る良いレースをしていきたいと思っています。

 

 

<田坂エンジニア>
必勝態勢で車を持ち込みましたが、フリー走行の走り出しでは「アレっ??」という感じだったのですが、最終的には悪くないバランスに復活できました。
予選でも当然ポールポジションを狙っていたので3位という結果が悔しいことには変わりありませんが、ウェイトの違いや、いろいろな条件が違う中で3位という結果なので、次こそはポールを取ります。
予選が3位で悔しかったので、決勝でしっかり取り返すつもりでレースに臨んだのですがこのような結果になってしまい、ただただ悔しいです。この借りは絶対返します。富士と鈴鹿1000Kmで倍返しします。