ROUND6 鈴鹿サーキット Result : DNF
2017年8月27日(日) 天候 : 晴れ コースコンディション : ドライ
Round6 鈴鹿サーキット決勝
鈴鹿での1000Kmレースが最後の開催となる、2017 オートバックス SUPER GT第6戦「46th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km」が三重県 鈴鹿サーキットで8月26、27日に開催された。
土日両日で72,500人もの方々が来場され、サーキットは真夏の祭典で大いに賑わった。
26日(土)朝は、予報にも出ていなかった大雨に見舞われ、公式練習が行われる9時20分には雨は止んだもののウェットコンディションでの走行となった。ウェットタイヤでマシンフィーリングを確認し、公式練習終盤にはドライコンディションでの走行となり、KEIHIN REAL RACINGは4番手で公式練習を終えた。
オンタイムの14時55分より行われた公式予選はQ1を小暮が担当した。残り時間8分のタイミングでコースイン。小暮は落ち着いてマシンを操り1’48.407の7番手タイムでQ1を通過した。続くQ2は塚越が担当。Q1と同じく残り8分でコースイン。塚越も安定のアタックで1’47.648を出し、見事3番グリッドを獲得した。
27日(日)は朝から強い日差しが降り注ぎ、また最後の鈴鹿1000Kmレースを観ようと沢山のファンでサーキットは熱気に溢れていた。
12時30分、パレードラップの後173周・1000Kmの過酷なレースが幕を切った。
スタートドライバーは塚越。オープニングラップはポジションを一つ落とし4位で通過するも、ピット内の不安は何もない。7周目頃より300クラスとの混走が始まり、9周目には1コーナーアウト側より#64をパスする。更に12周目にはスプーンカーブで#19をパスし2位となる。翌周にはバックストレートで#24を捕らえ、あっという間にトップに躍り出る。塚越はそのまま後続とのギャップを築きながらトップを独走し、31周目に1回目のピットインをする。
小暮にドライバー交代し、給油、タイヤ交換を済ませ48.9秒の作業時間でコースに復帰する。小暮もトップを守りながら快走していたが42周目に300クラスのクラッシュがあり、43周目にSCが導入されることとなり、ここまであったギャップが水の泡となってしまう。48周目にリスタートがきられ、小暮はポジションを守り再び後続を引き離していく。
61周目にKEIHIN NSX-GTは2度目のピットインを行い、塚越にドライバー交代する。迅速なピット作業でトップでコースに戻った塚越は、他車を寄せ付けぬ走りで周回を重ねていく。31周を走りきり3回目のピットインは92周目となった。
4スティント目は小暮。これから更に引き離していこうとした矢先、95周目に再び300クラスがクラッシュし、またしもて小暮のスティントでSC導入となってしまう。コース上は混乱する中、小暮は落ち着いてリスタートを待ち、103周目にレースが再開される。その後も小暮はトップの座を譲ることなく120周目に4回目のピットインを行う。酷暑の中戦い、さすがに疲れが出てくる中、ドライバーもメカニックもミスの無いピット作業で塚越に5スティント目を託す。
コースにはトップで復帰したが、アウトラップで#64にパスされてしまう。しかしKEIHIN NSX-GTのペースは良く、#64と1秒以内の接戦を繰り広げていく。147周目、最後のピット作業に向け、ピット前で塚越の戻りを待っていた瞬間だった。モニターに信じられない光景が映し出される。左リアタイヤがバーストし、スプーンカーブでマシンが大破している。幸い塚越の身体は無事だったが、残り1スティントを残し、KEIHIN NSX-GTはレースを終えることとなった。
今のこの想いをどう表現したら良いものなのか、分かりません。
ここ2戦の悔しさを晴らすべく、今大会に臨みました。みんな真摯にレースに向き合い戦いました。
何故、、、という言葉しか浮かびません。
でも、前を向くしかないし、応援してくださる方には必ず結果でお返ししたい。
タイ戦に向けて時間が無いですが、マシンを修復し、完璧な状態で次戦に臨みます。
負けるもんか。
金石監督
土曜日のフリー走行では、最初は少しバランスが良くなかったのですが、予選前にセッティングを新たに変えてそれがすごく良い方向にいき、Q1は小暮に行ってもらい無事に7位で通過をしてくれました。Q2は広大に行ってもらい、午前中のフリー走行では雨が降っていたりして、NEWタイヤでの感触を捕ませてあげられなかったのですが、良いアタックをしてくれて3位のグリッドを獲得してくれました。順位的にも決勝レースで十分優勝が狙えるポジションにつけたことはすごく良かったです。本当はポールポジションが良かったですけどね・・・。
決勝レースでは1スティント目で広大が前車を抜いてくれて充分なマージンを築き上げて、小暮、広大、小暮と順調にスティントをこなしていきましたが、その間にもギャップを広げたのですがSCなどが入りギャップが無くなったりする中、そのたびに2人とも頑張ってくれ、ギャップをまた新たに作ってくれ、優勝できるのかなという展開でした。しかし広大が担当してくれていた5スティント目のピットインする周にタイヤが突然バーストしてしまい、リタイヤすることとなってしまいました。
何をお伝えして良いのか、正直今は分からないのですが、皆さまの期待になかなか応えられず申し訳ありません。