レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2018 SUPER FORMULA

#10 塚越広大

ROUND1 鈴鹿サーキット   Result : 6位

2018年4月22日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round 1 鈴鹿サーキット 決勝結果

天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
気温:26℃(13時50分時点)
路面温度:40℃(13時50分時点)

2018年4月21日(土)~22日(日)、2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦が三重県 鈴鹿サーキットで開幕した。

今シーズンも、6年目となる塚越広大がドライバーを務め、SUPER GTではお馴染みとなっている「#17」にゼッケンを変え、長年共に歩み続けたチームスタッフとシリーズ獲得を目指し戦っていく。

開幕戦に先立ち、4月20日(金)に行われた専有走行において、1分38秒457というトップタイムマークした塚越は、今シーズンのシリーズを期待させる好調な走りを見せ週末を迎えることとなった。

4月21日(土)春を通り越し、初夏の兆しを感じさせた鈴鹿サーキットだったが、公式予選を迎える15時45分には、気温は23℃、路面温度は31℃。涼やかな気候となる。
予選方式は、例年同様のノックアウト形式。全参戦台数から14台に絞られるQ1は20分間、全車両ミディアムタイヤの装着が義務付けられスタートした。Q1のコースオープンと共にミディアムのユーズドタイヤで出走した塚越は、コース状況を確認し最初のアタックに入る。4周目を終了したところで、ピットインした塚越は、ミディアムのニュータイヤに履き替え、残り時間5分30秒というところで、再度コースイン。3周目にアタックに入った塚越は、1’37.643で4番手タイムとなり、Q1を突破した。

インターバルを経て、7分間を予定したQ2が開始。ソフトタイヤでコースインに備えた塚越は計測時間が残り3分30秒でピットアウト。だがアタックに入っていたとき、目の前の車両がデグナーコーナーひとつ目先でコースアウトしマシンを止めることとなり、コースは赤旗が掲出された。この時点でセッションは残り13秒だったが、コース上のマシンが回収されると、セッションの残り時間は3分間に延長された。再度ソフトのニュータイヤを装着し、すぐにアタックを開始した塚越は、1’37.638の4番手にてQ3進出を決めた。

そして、16時40分を迎え、ポールポジションを目指したQ3が開始。不運により前セッションでソフトのニュータイヤを装着してしまった為、ソフトのユーズドタイヤにてセッション残り3分20秒でピットアウトした塚越は、コースイン早々にフルアタックに入った。その結果、1’37.990というタイムにて、決勝のスターティンググリッドを5番手から出走することに決めた。

 

22日(日)前日より暑さの増した鈴鹿サーキットは汗ばむ気候となった。
今シーズンはミディアムタイヤとソフトタイヤの2種類を必ず一度は使用しなければならないとうレースレギュレーション。そのレギュレーションのもと、今回の開幕戦は昨年より50km距離が延びた300Kmレースとなり、チームによって戦略が大きく分かれる展開が予想された。

 

気温26℃、路面温度が40℃となったサーキット。#17の塚越は、リアルレーシング応援旗がたなびくスタンド席の応援団の気持ちを背負い、5番グリッドにマシンをつけ、スタートの瞬間を待つ。
ミディアムタイヤを装着した塚越は、シグナルがブラックアウトするとともに、好スタートを切った。1コーナーに進入した時点で1台のマシンをパスした塚越。同オープニングラップのシケインひとつ目で、もう1台の車両をパスし、3位まで浮上。更に、その翌周の1コーナーでは、アウト側から猛烈な勢いで1台の車両をパスし、ベストタイムとなる1’42.360を叩き出し2番手となる。

今大会のリアルレーシングは、レース前半で後続車とのマージンを稼ぎ、2回の給油、タイヤ交換で勝利を目指す戦略選んだ。コース上で周回を重ねる塚越は、更に上のポジション、そして後続車とのマージン確保のため、果敢な走りを続ける。そして、19周目の終わりに1度目のピット作業に入る。給油とタイヤをソフトに履き替えた塚越は、10番手でコースにマシンを戻し、2スティント目も熱い走りを魅せる。他チーム車両がピット作業に入りはじめ、順位が大きく入れ替わる中、33周目には、ファーストスティントで抜くことが出来なかったトップ車両のピットアウトを、後続に抑えトップへ浮上した塚越。そして、その翌34周の終わりに2度目のピット作業に入る。この時点で、参戦車両すべてが規定のピット作業を終え、ここからが戦略によって、大きく順位が変動するコース状況となっていく。
ピットアウト後9番手でマシンをコースに戻した塚越はソフトタイヤを装着し、前を行く車両を追い続ける。37周目に同じく2ピット作戦に出た車両がピットに入り8番手へ、41周目には、S字コーナーで1台の車両をオーバーテイク。タイヤに余力がある塚越の走りは続き、42周目には6番手まで浮上する。その後も前を行く車両とのバトルを繰り広げ、虎視眈々と前車の隙を探し続ける塚越だったが、そのまま51周の周回数を終え、開幕戦を6位にてチェッカーを受けた。

開幕戦は悔しさが残るものの、今シーズンへの確かな手応えを感じる結果となり、6位入賞、ポイント獲得をすることができました。次戦のレースに向けた課題も見えたレースとなりましたので、更にレベルアップし、次のオートポリス戦を迎えたいと思います。

SUPER GTに続き、この鈴鹿でのスーパーフォーミュラ開幕戦も沢山のリアルレーシング応援団の皆さまに見守られ終了することができました。レースシーズンはまだ始まったばかりです。弛まず、諦めず、チーム一丸となって今シーズンを戦って参ります。皆さま、沢山の応援をよろしくお願いいたします。