レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2018 SUPER GT GT500 CLASS

塚越広大/小暮卓史 #17

ROUND6 スポーツランドSUGO   Result : 9位

2018年9月16日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round6 スポーツランドSUGO決勝

2018年9月16日(日)
会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
天候:晴れ
気温:26℃(スタート時点)   路面温度:37℃(スタート時点)
コースコンディション:ドライ
周回数:81周

 

ここ数年7月に開催されていたスポーツランドSUGO大会だが、今年は9月の開催ということもあり少し暑さが和らぐ週末になるかと思ったが、予想に反し好天で気温も路面温度も高い中での大会となった。前戦で14位スタートながら3位表彰台を獲得し、シリーズランキングがトップと9ポイント差につけるKEIHIN REAL RACINGは、今大会を上位で終えチャンピオンシップを少しでも有利なものにするべく、チーム一同気を引き締めてサーキット入りした。

 

9月15日(土)9時から始まったフリー走行だったが、走り始めこそドライコンディションだったが、雨が降り出し徐々に雨脚は強くなっていった。不安定な天候の中、予選がどのコンディションになってもベストを尽くせるよう、チームはセッティングを進めていった。
フリー走行終了後から雨は止み、予選が始まる頃にはドライコンディションとなった。
Q1担当は塚越。予選時間残り7分30秒でコースインしアタックに入る。最初のアタックで4番手タイムを出し、更にアタックに入ろうとした時に他車がクラッシュし赤旗で中断となる。一度ピットに戻り、塚越は改めて精神を集中させる。残り時間2分45秒でセッションは再開され、塚越は再びコースインする。渾身のアタックの結果、1’11.021でトップタイムをマークしQ2進出を果たす。続くQ2は小暮が担当し、小暮もミスなくアタックをまとめ1’10.652で4番手タイムをマークし、翌日の決勝に向け4番グリッドを獲得した。

 

16日(日)は朝から強い日差しがサーキットを照らし、汗ばむほどの天候となった。今年もケーヒン大応援団の皆さまがサーキットに駆けつけて下さり、沢山の大声援の中、決勝レースを迎えた。
14時からパレードラップが始まり、1周のフォーメーションラップの後81周の決勝レースがスタートした。スタートドライバーは小暮が担当した。ポジションをキープし前車にくらいつき走行していたが、5周目のSPコーナーでコースアウトを喫してしまう。すぐにコースに戻ったが、ポジションを7位まで落としてしまう。その後ペースを崩し、300クラスの処理に手間取り20周目には11位を走行することとなった。28周目にピットインし、塚越にドライバー交代、ピット作業を終えすぐにコースに復帰する。一つでもポジションを上げようと懸命な走りをするも思うようなレースは出来ず、最終結果は9位となった。

 

大切な1戦が思っていた結果とならず悔しい思いでいっぱいですが、次戦オートポリスは昨年表彰台を獲得したサーキットですので、粘り強く戦って参ります。
今大会もたくさんのケーヒン大応援団の皆さま、ファンの皆さまにお越し頂きました。
沢山のご声援、ありがとうございました。

 

<金石勝智 監督>
土曜日のフリー走行は途中までドライコンディションで走行できていましたが、雨が降ったりコロコロと路面状況が変わる中、両ドライバーが車とタイヤのコンディションを確認してくれましたが、路面状況が変わり過ぎたので今一調子が良いのか悪いのか分からず、順位も14番手という形でフリー走行を終えました。予選にむけ微調整をしましたが、今まで行ってきた実績のあるセッティングを軸にして予選に臨みました。Q1は広大が行ってくれ、途中赤旗も出てかなり難しい状況の中、トップ通過をしてくれました。Q2は小暮が行ってくれ、僅差ではありましたが4番手で予選を終えました。フリー走行から考えると、ドライバーもチームも頑張ってくれ、決勝に向け少し自信がもてる予選結果となりました。
決勝レースのスタートは小暮に担当してもらいましたが、スタート直後は落ち着いた感じでレースが出来ていましたが、車内でアクシデントがあり、それも原因となりコースアウトしてしまい、そこからリズムが狂い集団に飲み込まれる形となりました。ほぼミニマム周回で広大にスティントを変わり、そこからペースは上げてくれていましたが、どんどん抜いていけるという形にはならず10位でチェッカーを受け、他社のペナルティもあり結果は9位となりました。
今回も非常に多くのケーヒン様の社員の皆さまに来て頂き多くの応援を頂きましたが、このような残念な結果になってしまい「悔しい」の一言に尽きます。残り2戦ありますが、連勝できるようチーム一丸となって参りますので、今後とも応援宜しくお願いします。
ありがとうございました。

 

<塚越広大>
前回の富士でしっかりポイントを稼ぐことができ、その流れでチャンピオンシップを考えても大事な1戦でした。フリー走行の走り出しはスムーズにいかなかったのと天候も変わったので、十分な走行が出来ない状態での予選となりました。Q1を担当したのですが、スピンした車に引っかかったり赤旗が出たりと色々ありましたが、最後のアタックでしっかりQ1のトップタイムを出すことができ、Q2に繋ぐことができました。しっかりと流れを掴むことができ、小暮さんも4番手タイムとなり予選を終えることが出来たので、決勝に向けてはチャンスがある順位だったと思います。決勝に関しては小暮さんのコースアウトからリズムが思うようにはいかなくなってしまい、交代してからも順位を上げる事が思うようにいきませんでした。その中で出来ることは精一杯しましたが結果的に9位で終え、ポイントは獲れましたがチャンピオンシップを争うライバルには今回大きく離されてしまい、非常に厳しい状況になってしまいました。残り2戦でここからどう逆転に向けてチームと粘れるかが大切だと思うので、「勝つ」に当たり何が重要なのか再確認し、次戦オートポリスをしっかり頑張っていきたいと思います。
今回もたくさんのケーヒン大応援団の皆さまが駆けつけて下さり、力になりました。
ありがとうございました。

 

<小暮卓史>
予選はQ2を担当しました。Q1は塚越選手が渾身のアタックでトップだったので、かなり緊張しました。アタック自体は特に大きなミスは無かったのですが結果は4番手で、決勝に向けては良いポジションですが、個人的には少し悔しい予選でした。
決勝はスタートを担当しました。スタート自体は悪くなく、なんとか前について行こうと必死でした。フリー走行からはマシンのハンドリングバランスが変わって、厳しい戦いになる感じもしていました。途中気をとられて自らミスをSPコーナーでしてしまい、そこからは集団に飲まれてきて、順位を大きく下げてしまいました。
塚越選手に交代してからは安定してラップを重ねていましたが、前車を抜くまでには至らせずに結果は9位でした。
今回は本当に自身としては悔しい結果となりました。また大切なシリーズ争いだったので、結果を出せずにチームには申し訳なく思います。
それと今回自身の装備品に不具合あり集中力を削がれたので、二度と同じ事がないようにしたく思います。
残り2戦、次のオートポリスはチャンスがかなりあると思いますので、気を引き締めて確実に優勝を目指していきたいと思います。