ROUND5 富士スピードウェイ Result : 8位
2019年8月4日(日) 天候 : 晴れ コースコンディション : ドライ
Round5 富士スピードウェイ決勝
2019年8月4日(日)
会場:富士スピードウェイ(4.563km)
天候:晴れ
気温/路面温度 開始:33度/51度>中盤:32度/43度>終了:28度/32度コース
コンディション:ドライ
日曜日も朝から強い日差しがサーキットに降り注がれ、レーススタート時には路温が50度を超えていた。今大会は通常レースより長い距離の500マイル、約800Kmで行われる為、13時40分よりパレードラップがスタートした。
前日の予選でクラッシュしてしまったKEIHIN NSX-GTは、メカニックによる夜通しの修復作業によりマシンは直ったものの、スタートタイヤはQ2で使用したタイヤを使用しなければならず、KEIHIN NSX-GTのQ2使用タイヤはクラッシュによりダメージを受けていた為、悔しくもグリッドに着くことができず、ピットスタートを余儀なくされた。
グリーンシグナルと同時にタイヤを交換し、300クラスの最後尾よりレースをスタートさせた。1スティント目は塚越が担当する。塚越は20台を超える300クラスのマシン達をパスしていきながらピットスタートのギャップを埋める為に懸命に走る。ラップタイムは500クラスのトップ集団と遜色は無いが、なかなか500クラスに追いつくことができない。ミスなく38周の周回数を重ね、バゲットにステアリングを託す。バゲットも安定したペースで走行しギャップを縮めていっていたが、あと数周でピットインという69周目に他車がクラッシュしセーフティカーが導入される。セーフティカーランは78周目まで続き79周目にレースは再開。セーフティカーと共にKEIHIN NSX-GTはピットレーンに入る。3スティント目は再び塚越がステアリングを握る。ミスなく黙々とギャップを埋めながら周回していき次のピットインタイミングを計っていた矢先、104周目に他車がコース上でマシンを止めた為2度目のセーフティカーが導入されることとなる。113周目にリスタートとなり、KEIHIN NSX-GTは予定より数周早いがピットインする作戦をとる。ミスなくピット作業を終え、ライバルたちとのギャップを縮めバゲットは再びコースに戻る。集中して32周を走り最終スティントの為にピットイン。塚越にバトンを繋ぐ。塚越も最後まで集中力を切らさず粘りの走りを魅せ最大延長時間の18時40分を迎え、8位でチェッカーフラッグを受けた。
大量得点を獲得できる今大会で、上位でチェッカーを受け後半戦に弾みをつけたかったのですが叶いませんでした。しかし、真夏の長丁場のレースでしっかりとチェッカーを受けることが出来たことは、必ず次戦以降に繋げていけると思います。残り3戦。流れを掴みとっていきます。
<監督 金石勝智>
フリー走行ではセクター1・2はそれなりにバランスが取れていましたが、セクター3でのオーバーステアを解消するのに時間を要し、様々な対策を試しましたがなかなか良いセッティングを見つけることが出来ませんでした。500クラスの占有走行でバゲットが2番手タイムを出してくれ、予選に向けては良い流れを作ってくれました。Q1はバゲットに担当してもらい、結果的にギリギリのタイムとなりましたが8番手でQ1を通過してくれました。Q2は広大に担当してもらい良いタイムを出してくれましたが、ブレーキトラブルが発生しクラッシュしてしまい、まず広大の身体が無事だったことに安心しましたが、好グリッドを獲得できていそうだっただけに、クラッシュは非常に悔やまれます。
決勝レースでは最初のスティントを広大に担当してもらい、ピットスタートでしたがペースはトップ集団と変わらなかったものの追いつくことは難しい状況でした。セカンドスティントのバゲットも頑張ってくれていましたが、途中で入ったSCが不運なタイミングとなり差が開いてしまう展開となってしまいました。再度SCが入った際に作戦を少し変更し予定より早いピットタイミングで3スティント目から4スティント目に変わり、ラップダウンを解消し更なる巻き返しを図りました。最後のスティントまで2人のドライバーは良い走りをしてくれ、ピットスタートでしたが8位で完走しポイントを獲得することができました。厳しいレースとなりましたが、この8位という結果から流れを変えていきたいと思いますので、今後とも応援を宜しくお願いします。