レース情報/スケジュール RACE INFORMATION

2020 SUPER GT GT500 CLASS

塚越広大/ベルトラン・バゲット #17

ROUND3 鈴鹿サーキット   Result : 8位

2020年8月23日(日)    天候 : 晴れ    コースコンディション : ドライ

Round3 鈴鹿サーキット決勝

2020年8月22日(土)予選/ 23日(日)決勝

会場:鈴鹿サーキット(5.807km)

天候:晴れ

コースコンディション:ドライ

開始:32度/49度>中盤:32度/46度>終盤:32度/49度

 

前戦富士大会で見事優勝を収めたKEIHIN REAL RACINGはランキング4位で、40Kgのウェイトを積み鈴鹿大会に臨む。

余韻に浸るのもつかの間、2週間のインターバルで迎えた今大会は8月下旬だが残暑というより夏真っ盛りの暑さの中開催された。

 

朝からうだる暑さの中、15時03分よりGT500クラスQ1の公式予選がスタートした。今回はQ1を塚越が担当した。午前のフリー走行では、ウェイトの影響もあり僅かに不安が残る走行となっていたが、塚越はそんなことを感じさせない走りで見事Q1を4位で突破した。続くQ2はバゲットが担当した。バゲットも渾身のアタックをするも7番手タイムとなり、翌日の決勝レースでの追い上げを狙うこととなった。

 

決勝日に雨との予報も出ていたがそんな雰囲気は全くなく、朝から強い日差しがサーキットに降り注いだ。

13時からフォーメーションラップがスタートし、52周の決勝レースがスタートした。

スタートドライバーはバゲット。抜群なスタートをみせオープニングラップで5番手までポジションをあげるが、すぐにSCが入る。5周目にレースが再開し更なるポジションアップを狙うも9周目に#100にパスされ6番手となる。バゲットはタイヤマネージメントをしながら15周目に#64をパスするが#39にパスされ順位は変わらず6番手で走行を重ねる。その後再びSCが入り23周目にリスタートがきられる。24周目に実質5番手でピットインするが、ピット作業でタイムロスがあり全車ピット作業が終わったタイミングでKEIHIN NSX-GTは10番手走行となった。塚越は一つでもポジションをあげる為に一層集中力を高める。36周目他車のアクシデントにより9番手となり、前を走る#37を僅差で追い続ける。粘り強く走り50周目に#14をパスし、52周を走り切り8位でチェッカーを受けた。

 

ピット作業ミスが大変悔やまれる結果となりました。とても大切な1戦での今回のミスを挽回するべく、改めてチームとしてしっかり準備し次戦に臨みます。

 

 

 


 

<金石監督>

フリー走行から車のバランスがアンダーステアでなかなか難しい状況でしたが、予選に向けて出来るだけアンダーステアを無くすためにセッティングしました。

Q1を広大に行ってもらい、40Kgのウェイトハンデがあるにも関わらず素晴らしいアタックをキメてくれ4番手で通過しました。Q2はバゲットに行ってもらいましたが、変更したセッティングがオーバーステア気味になり過ぎて7番手となりました。ベストなバランスが見つからず、決勝に向けて頭を悩ませました。

決勝はスタートをバゲットに担当してもらい、最初からポジションをあげてくれ5番手まで上がりましたが途中からタイヤの摩耗が厳しいなか上手く走ってくれました。ピットインの際バゲットのインフォメーションもあり別のタイヤを選択し後半スティントでの追い上げを狙いましたが、タイヤ交換で大きなミスがありポジションを落とすこととなってしまいました。そこから広大が粘り強く走ってくれましたが、追い上げは叶いませんでした。

ピット作業のミスが無ければ3、4番手争いの位置でコース復帰していたはずなのでとても悔やまれます。申し訳ありません。次戦のもてぎは、車もピット作業も鍛錬し臨みたいと思います。

 

<塚越広大>

フリー走行から車のバランスがアンダーステアだったので、その修正を行っていきました。今回Q1を担当して、フリー走行よりも車の雰囲気は良く4番手の良いポジションでQ2に繋げることができました。Q2は7番手でしたが僕が乗った時とフィーリングが変わってしまったようなので、予選後に状況を改めて整理し決勝にむけセッティングを考えました。

決勝日のウォームアップ走行ではバゲットに走ってもらい車のセッティングを進めてもらいましたが、アンダーステアがなかなか直らない状況でした。前半スティントが終わった時点で5番手でピットインしましたが、ピット作業でのロスが大きく、コース復帰した時点でだいぶポジションを下げる結果となってしまいました。なんとかポジションをあげようとしましたが、前についていくのが精一杯な状況でした。

車のポテンシャルとしては満足のいく状態ではありませんでしたが、展開が全てうまくいけば表彰台争いもできていたと思います。トータルで今回強さを発揮できなかったので、しっかり見直して次戦に臨みたいと思います。

 

<ベルトラン・バゲット>

厳しい週末となりました。

マシンバランスもよく、調子の良かった公式練習から始まったレースウィークでした。予選はQ1で広大が非常に良い仕事をして4位で通過しましたが、自分が担当したQ2は完璧な走行とはいかず結果7番手となりました。

決勝レースのスタートは本当に良いスタートを切ることができました。レース序盤にポジションをあげたかったのでアグレッシブに攻めて前車を2台追い越し、5番手に順位をあげることができました。

しかし猛暑でタイヤの状況がすぐに悪くなることはわかっていました。5周を過ぎたあたりからタイムが落ち始め、そこからはフロントタイヤのグリップを温存しながら、自分のポジションを維持し、そして最高のポジションでマシンを広大に引き継ぐことだけに集中しながらレースを戦いました。そして、セーフティカーにより6番手をキープした後、ピットストップに入りました。他チームも含めてすべて同じ状況でしたので、その先の順位アップも可能でした。

しかしピットストップ作業が遅かったため多くのポジションを失うことになりました。広大は11位でコースにもどりましたが、鈴鹿はオーバーテイクが非常に難しいコースでもあります。それでもなんとか8番手に順位を戻してくれましたが、正直に言って残念です。今日は表彰台も狙えたと思います。

しかし、8位という結果はチャンピオンシップにとってはベストな順位ではありませんが、まだまだすべてを狙える状況にいます。次戦軌道修正をして次のレースに臨みたいと思います。応援ありがとうございました。