ROUND4 チャーン・インターナショナル・サーキット Result : DNF
2019年6月30日(日) 天候 : 晴れ コースコンディション : ドライ
Round4 タイ決勝
2019年6月30日(日)
会場:チャーン・インターナショナル・サーキット(4.554km)
天候:晴れ
気温:33℃(スタート時点) 路面温度:48℃(スタート時点)
コースコンディション:ドライ6月30日決勝日は雨がパラつく瞬間があったが、薄曇りの中決勝レースに向けてのイベントが進んでいった。
スタート進行が行われる14時頃になると急激に日差しが強くなり、このレースウィーク中一番の暑さとなった。今年も約600名のケーヒン応援団の皆さまの大声援に見守られる中、15時にフォーメーションラップがスタートした。スタートドライバーはバゲット。オープニングラップで一つポジションを上げ11位となる。更に4周目に10位に上がり6周目あたりから300クラスとの混走が始まる。狭いコース幅の中で300クラスを上手く攻略しながら走るも10周目に#38にパスされてしまう。しかしバゲットは再び#38をパスし10位を奪還する。各コーナーでなんとか前車との差を詰めようとするもなかなか攻略することができない。KEIHIN NSX-GTは26周目にピットインし塚越にドライバー交代、給油を済ませピットに復帰する。タイヤ無交換作戦で後半スティントに挑んだのだ。全車ピットインが済んだ35周目には5番手を走行していた。しかし37周目にセーフティカーが導入されてしまい、せっかくのマージンを失ってしまう。43周目にリスタートがきられ、塚越はタイヤをマネージメントしながら周回を重ねるもペースが思うように上げられず徐々に順位を下げてしまう。ポイント獲得圏内で耐えながら走行していたが、スローパンクチャーが起こってしまい51周目でマシンを止めることとなった。(原因は確認中ですが、接触によりホイールバルブが破損しスローパンクチャーが発生)
ここまでの流れの悪さを断ち切ろうと臨んだ今大会。全体的な流れは悪くなく、決勝も耐え、戦いましたが望んでいた結果を残すことができず非常に悔しいです。何か少し歯車が足らない。その「何か少し」を徹底的に追及し、次戦に臨みます。今大会も沢山のご声援をありがとうございました。
<監督 金石勝智>
フリー走行はマシンバランスがオーバーステアでだった為、対策を色々と試み500クラス占有の時には何とかバランスが保てるような状態となり、接戦ながらバゲットが2番手タイムを出してくれました。予選ではレースを踏まえてハードタイヤをチョイスしQ1をバゲットに担当してもらいましたが、ハードタイヤのグリップのピークを迎えるには少し路温が足りなかったようで、残念ながらQ1敗退となってしまいました。決勝日はサファリとウォームアップ走行の時間を使いタイヤのライフを確認し、まだ少しオーバーステアが残っていたのでその対策に時間を費やし、マシンのバランスとしては一番良い状態で決勝レースに臨むことが出来ました。
スタートはバゲットに担当してもらい、ストレートスピードが余り伸びず苦しい展開になりましたが、ハードタイヤを選んだことにより作戦に幅が出て、タイヤ無交換という作戦を選ぶことができました。タイヤ無交換の成果もあり順位はジャンプアップできましたがストレートの伸びの悪さがレース展開を良い方向に持っていくことができませんでした。広大も耐えながら走ってくれましたが、左リアタイヤのスローパンクチャーによりリタイヤとなってしまいました。
今回もケーヒン様のタイ応援団含め、多くのファンの方からご声援を頂きましたが、結果として完走できず申し訳ございませんでした。後半戦に向け仕切り直し頑張りますので、今後とも応援宜しくお願い致します。
<塚越広大>
フリー走行から車の直したい部分を色々と調整していく中で、タイムはそんなに悪くない感じでしたが、決勝レースに向けてはもう少しセッティングを考えなくてはいけない状況でした。予選はハードタイヤをチョイスし僕達の中ではベストだったと思うのですが、Q2に進むことは出来ませんでした。ウォームアップ走行でもレースに向けてのセッティングを進めていき、最終的には一番良いバランスを掴むことが出来ました。今回ホンダ勢が非常に厳しい中タイヤ無交換作戦を選び、ポイント圏内で走っていて順調でしたが、最後は原因不明ですがスローパンクチャーでコースアウトしてしまいました。
厳しい状況の中で決勝ではマシンのフィーリング自体は良かったのですが、結果に結びつけられず非常に残念です。次戦富士では良い結果を残す為に精一杯走りたいと思います。
<Baguette>
レースウィークのスタートとなる公式練習では2位という結果を残し、よいスタートをきることができました。決勝レースに向けた戦略として、僕たちはとても硬いタイヤを選んでいたので、予選はこの硬いタイヤで挑みましたが、このタイヤがもう少しバトルできると思っていましたので予選は残念な結果となりました。
決勝レースはマシンの調子も良く、自信をもって迎えました。スタートを僕が担当し、スタート時に数台のマシンをオーバーテイクすることがきました。今回選んだタイヤは良い選択で間違いがなかったと思っていますが、マシンがトップスピードを迎えると操縦が難しい状況になり、何台ものマシンと激しいバトルを行いましたが、他チームとバトルするにはもう少し速さ必要な、常に困難な状況ではありました。
ピットストップはタイヤを全く交換せず作業を行いました。とてもいい選択だったと思っています。ですが、その後にセーフティカーが入ってしまったので、とても残念でした。最終的にはスローパンクチャーが発生しリタイヤすることとなってしまいました。
とても残念なレースウィークとなりました。僕たちは良いエンジンを持ち、シャーシも素晴らしく、戦略も良かったのになぜダメだったのか?改めていろいろと考えなくてはなりません。本当に富士で勝利が欲しいです。必ず勝ちます!